2013 Fiscal Year Annual Research Report
ルビーによる高生産な超並列・超分散計算ソフトウェア基盤
Project/Area Number |
21220001
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平木 敬 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (20238348)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
定兼 邦彦 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (20323090)
牧野 淳一郎 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (50229340)
井田 茂 東京工業大学, 地球惑星科学科, 教授 (60211736)
稲葉 真理 東京大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (60282711)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | ハイパーフォーマンスコンピューティング / Ruby / 分散協調システム / 超遠距離インターネット / TCP最適化 |
Outline of Annual Research Achievements |
2013年度ではTCP通信のバースト性制御に取り組み、ソフトウェア・ペーシング方式を開発した。この100Gbps通信の検証を目的として、2013年11月に日本、米国デンバー市、オランダ・アムステルダム市を結ぶ超遠距離100Gbps分散協調システム実験を計画していた。しかしながら、実験予定期間中に大西洋においてファイバ切断事故が発生し、実験実施が不可能となった。本実験を実施するため、2014年度に繰り延べて実験を行った。 本目的を達成するため2014年11月に米国ニューオーリンズ市で開催されたスーパーコンピューティング国際会議(SC14)学術展示場において、SCinet(同学術展示場向けの特設ネットワーク)の100Gbpsネットワーク、米国内ネットワーク、大西洋横断ネットワークを用いてオランダ・アムステルダム市の東大機器との間で超高速TCPデータ転送実験を実施した。実証実験においては、40GbpsのNICを複数用いて最大97%(静的ペーシング併用)、85%(ソフトウェア動的ペーシング併用)のバンド幅利用率を得た。遅延時間やストリーム本数を決め打ちする必要のないソフトウェアペーシングが高効率を実現したことで、100Gbps遠距離インターネットの実用化に向けた基本技術としての同技術の重要性が示された。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(10 results)