2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21221010
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水島 司 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70126283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 幸一 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80272441)
川島 博之 東京大学, 農業生命科学研究科, 准教授 (30161318)
絵所 秀紀 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
黒崎 卓 一橋大学, 経済研究所, 教授 (90293159)
佐藤 隆広 神戸大学, 経済経営研究所, 准教授 (60320272)
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Keywords | GIS / インド / 空間分析 / 産業 / 農村 / 社会変容 / 環境 / 長期変動 |
Research Abstract |
平成22年度は、1.統計情報の分析、GISベースマップとの関連づけ、2.GISベースマップの作成、3.研究論集の作成準備、4.ミクロ研究の推進、5.シンポジウムの開催の五つを計画の柱とし、研究を推進した。最優先したのは、インド全域のGISベースマップの作成である。GISベースマップが作成されない限り、本研究が主眼とする長期統計データの空間分析を開始できないという理由からである。それに関し、まずインド全域の行政村レベルのGISベースマップを入手することに成功した。続いて、自然村レベルまでのベースマップの作成に着手し、インド全体のほぼ半分に相当する地域に関して、ベースマップの作成と5万分の1スケールのトポグラフ地図の入手を終え、残り半分については、予算の関係から23年度に作成することとした。 それに応じて、統計情報との関連づけの作業も進めた。研究論集については、全5巻(総論、産業、農村、社会、環境)を出版すること想定し、編別構成、執筆分担などについておおよその概要を決めた。それに基づき、残りの研究期間で執筆準備を進めることとなった。ミクロ研究については、昨年度から引き続き、数名の研究分担者が現地に赴き、実地調査を実施した。その調査結果を含めて、3月に「インド農村社会変容の地域的シナリオ:フィールド調査から考える」と題したシンポジウムを開催し、タミルナード、パンジャーブ、ビハールの三地域をとりあげて地域比較を行った。また、昨年12月には「現代インドの社会変動と産業発展」と題したシンポジウムを開催し、薬品、軍需、電力、観光をはじめとする主要な産業をとりあげて分析を行った。 いずれの報告も、その内容をホームページ上で公開している。なお、これらに加えて、植民地期の重要な政府報告書、各種統計類を入手した。
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Research Products
(61 results)