2013 Fiscal Year Annual Research Report
センサネットワークの安全・安心を保証する情報セキュリティ技術の研究
Project/Area Number |
21240001
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
宮地 充子 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10313701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 勝一 福井大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20228836)
双紙 正和 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (00293142)
岡崎 裕之 信州大学, 工学部, 助教 (50432167)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 暗号・承認等 / センサネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
H25-26 年度は非均質型端末間のグループ鍵共有プロトコルの研究の総括を行った.具体的には,これまで提案したセンサーネットワークにおける鍵共有プロトコルとともに,典型的な既存方式のシミュレーションも行った詳細な比較結果を,国際会議とジャーナルで発表した.
センサーネットワークの鍵共有プロトコルで重要な性質はconnectivity とself-healingである.Connectivityとは,一般にセンサーネットワークでは各センサーには寿命がある.つまり,一定期間しか各センサーは動作しない.そのため,定期的に新しいセンサーを投入する必要があるが,その際に,動作期間の異なるセンサー間での通信を安全に構築することを目的とする.一方,Self-healing とは,幾つかのノードが攻撃され,秘密鍵が暴露しても,時間が経つと攻撃されたノード数が減少し,つまり安全な通信を確保できる機能を意味する.
Connectivity とself-healing 機能をもつ鍵共有方法には,多項式ベース,ランダム鍵事前配布方式,プロアクティブ方式がある.本研究では多項式ベースの手法 (RPoK) 及びプロアクティブ方式の手法 (POLISH) を提案し,それぞれのシミュレーション結果から,環境の違いの観点を鑑みて,最適になる手法を議論した.多項式ベースの方法 (RPoK) は,センサーネットワークの攻撃で問題となる秘密鍵をセンサーに保管せずに,鍵共有をする方法であり,高い安全性が必要となる環境下において最適な鍵共有法を実現できる.一方,プロアクティブ方式 (POLISH) は,サーバを利用せずにself-healing が可能な方式であり,サーバとの通信が困難な場所においても最適な鍵共有法を実現できる.この結果,各種環境下において,最適な方式を我々は提供することに成功した.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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