2012 Fiscal Year Annual Research Report
巨大ソフトウェア工学データを対象とした計算ソフトウェア工学の確立
Project/Area Number |
21240002
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
井上 克郎 大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (20168438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楠本 真二 大阪大学, 情報科学研究科, 教授 (30234438)
松下 誠 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (60304028)
石尾 隆 大阪大学, 情報科学研究科, 助教 (60452413)
岡野 浩三 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (70252632)
肥後 芳樹 大阪大学, 情報科学研究科, 助教 (70452414)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ソフトウェア解析 / コードクローン / リファクタリング |
Research Abstract |
本年は、計算ソフトウェア工学の確立に向けて研究課題に取り組み、主に以下のような成果を得た。 可読性や保守性の向上を目的として、コード中の互いに類似するメソッドを1つに集約する作業がよく行われるが、類似メソッド間に差分が存在する場合その集約は難しい。そこで、差分を含む類似メソッドの集約作業を、集約候補を提示することで支援する手法を提案した。また、提案手法を統合開発環境Eclipseのプラグインとして実装した。オープンソースソフトウェア上の類似メソッドに対して提案手法を適用して、出力結果にに有用な集約候補が含まれていることを確認した。 コードクローンに対する保守作業を支援することを目的としたコードクローン変更管理システムの開発を行った。企業で行われているソフトウェア開発にシステムを適用することによって、有用性を確かめることができた。 オブジェクト指向プログラミング言語では、フィールドやメソッドに対するアクセス修飾子を適切に設定することが保守性の観点から重要であるが、それを確認することは機械的には困難であり、人間により確認が必要であった。そこで、アクセス修飾子の宣言内容と、実際のアクセス範囲との差異に着目して、アクセス範囲が適切であるかどうかを確認し、必要に応じて適切ではないアクセス修飾子を修正することができつツールを開発した。既存オープンソースソフトウェアに適用した結果、ツールが極めて有用であることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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