2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21240014
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石田 亨 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20252489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松原 繁夫 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (80396118)
服部 宏充 京都大学, 情報学研究科, 助教 (50455581)
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Keywords | ウェブインテリジェンス / サービスコンピューティング |
Research Abstract |
サービス連携技術としては、ドイツ人工知能研究所(DFKI)と交流し、DFKIが開発したコンポーネントベースの連携システム(Heart of Gold)と、我々のサービスベースの連携システム(言語グリッド)をさらに連携させる仕組みを提案し、共同論文として発表した。 サービススーパビジョン技術としては、言語グリッドでのサービス実行の監視制御方式を一般化して、サービスコンピューティングのトップカンファレンスであるSCCで論文発表を行った。 言語グリッドの実証実験のためには、言語グリッドのオペレーションセンターをアジア各地に展開し、連邦制運営を行う必要がある。このための制度設計を論文化して発表した。また、この制度を用いて、実際にタイの国立研究所(NECTEC)で言語グリッドオベレーションセンターの運営が始まっている。また、インドネシアや欧州でもオペレーションセンターを開始する準備が進んでいる。 こうした研究の実証実験として、国際的なNPOでの日常的な利用や、Wikipedia翻訳コミュニティへの適用を試みている。前者は、NPOパンゲアで利用が継続され、他のNPOへ波及しつつある。また、後者は、Wikimedia財団から京都大学に研究の依頼を受けて進めている。 また、サービスプライシング法として、Webサービスにおける2つの要求、 (1)様々な複合サービスの構成を可能とする多様なサービスの提供と、 (2)サービス連携時の計算負荷を下げるため、サービスの無駄な細分化の 回避の両立が既存手法(Shapley値に基づく配分)では困難であることを指摘した。
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