2009 Fiscal Year Annual Research Report
新原理による3次元構造の光透視具現化システムの開発
Project/Area Number |
21240045
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
清水 孝一 Hokkaido University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30125322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 祐次 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (50261582)
工藤 信樹 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (30271638)
北間 正崇 北海道工業大学, 工学部, 准教授 (50285516)
千葉 仁志 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 教授 (70197622)
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Keywords | 生体透視 / 3次元光透視 / 近赤外光 / 光散乱 / 点拡がり関数 / 近軸散乱光 / 光拡散 / 時間分解解析 |
Research Abstract |
本研究は、生体内部の構造情報および機能情報を光により3次元的に透視イメージングすることをめざし、新原理に基づく新たな手法を創出するとともに、それを具現化するシステムを開発しようとするものである。初年度は、各要素技術を改良して、3次元光透視原理の確立を図った。具体的内容は、次のとおりである。 1.申請者らが開発した近軸散乱光を検出する原理を2次元面に拡張し、高分解能な透視法に発展させた。また、多方向からこのような高分解能透視像を撮影し、透過型光透視による3次元光透視の実現方法を開発した。 2.申請者が導出した深さ依存PSFを用い、反射型透視による3次元光透視の実現を図った。 3.申請者らが考案した透過方式光CTにより得られた生体断層像に対し、近軸散乱光や画像差分の利用によりこれらを高分解能化し、3次元光透視の実現を図った。 4.申請者が導出した点広がり関数を用いることにより、蛍光透視像の高分解能化ができる。多方向からこのような高分解能透視像を撮影し、3次元透視像に再構成する方法を試みた。 研究成果の発表:国際学術誌(Applied Optics 2件、Optics Express 1件)および国際会議(invited talk 2件を含め4件)において、本研究の成果を発表した。
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Research Products
(14 results)