2009 Fiscal Year Annual Research Report
地理情報科学と都市工学を融合した空間解析手法の新展開
Project/Area Number |
21241039
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鈴木 勉 University of Tsukuba, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (00282327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村山 祐司 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (30182140)
大澤 義明 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (50183760)
杉由 倫明 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (80235887)
渡辺 俊 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (60212320)
堤 盛人 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70292886)
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Keywords | 地理情報科学 / 都市工学 / 空間解析 / 小地域データ / 時空間データ / 配置 / ネットワーク / シミュレーション |
Research Abstract |
本年度は,以下の研究を実施した. (1)小地域・時空間統合データ解析技術とデータマイニング (a)多面的空間データベースの構築に向けて,建物単位の人口推計などを題材に集計単位の変更方法を検討するとともに,年齢別人口構成等を題材に集計地区単位による指標値の変動を検討した.一方,(b)統計や資料を時空間的に統合する枠組みの構築に向けて,農業集落単位の農林業センサス小地域統計からメッシュデータを作成する方法について検討するとともに,生態系モデルと水文モデルの統合を試みた.(c)集計単位の空間解析に及ぼす影響については,空間計量経済モデルにおいて,集計単位の変更に対する方策を検討した.加えて,(d)空間内挿について検討を行い,点データの内挿手法として面データの属性を用いることの問題点と対策について検討を行った. (2)配置最適化・ネットワーク解析技術 (a)ネットワーク形態指標による形態分析のために,古代日本の道路ネットワークデータを対象に,形態解析を試みるとともに,(b)道路網の最適な階層システムを求めるためのモデルを構築し,東京の道路の階層に適用した.また,階層的な道路網の簡便な評価手法を構築した. (3)空間シミュレーション技術 景観シミュレーションの方法として,(a)AR技術を利用した実空間GISの開発を試行した.また,(b)GPSレコーダを用いた位置情報トラッキングの実験を行った.
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Research Products
(19 results)