Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村山 祐司 筑波大学, 生命環境系, 教授 (30182140)
大澤 義明 筑波大学, システム情報系, 教授 (50183760)
杉田 倫明 筑波大学, 生命環境系, 教授 (80235887)
渡辺 俊 筑波大学, システム情報系, 准教授 (60212320)
堤 盛人 筑波大学, システム情報系, 准教授 (70292886)
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Research Abstract |
(1)小地域・時空間統合データ解析技術とデータマイニング メッシュデータ作成による農村空間の分析を,農村地域の特性の具体的な解析を範囲を広げて実施した.モンゴル半乾燥地域を対象に,過去から現在に渡る動物頭数統計データ,降水量データを収集し,流域への水の入力値の変化を再現し,水利用状況を把握した.また,将来の水利用シナリオと気候変化予測シナリオを入力することで,気候温暖化と放牧変化に伴う水循環変化予測を行った.キャンパスGISを事例に,各種メタ・データを登録するクリアリングハウスの試作版を作り,ミクロデータの共有化や流通を促進する方策を研究した.筑波大学内での研究者,学生間での空間データの共有の仕組みやあり方にも言及した.また,行政投資実績を活用した市町村別社会資本ストックの推計や,不動産取引価格情報に基づく小地域単位の市況変動の抽出にも着手した.複数のネットワーク情報や,地点単位・地域単位の情報との間の関係について分析する手法を構築し,高齢者の居住分布と生活便利施設への接近性への応用を図った. (2)配置最適化・ネットワーク解析技術 航空ネットワークデータ及び輸送需要データを用いて,国際航空輸送におけるハブ拠点空港の最適配置モデル分析を行った.また,三陸復興に向けた水産加工・流通システムの再構築や,2種類の施設を統合する施設配置問題と幼保一体化への応用への展開を図った.流入・流出・通過交通の考慮や,交通混雑や人口分布が及ぼす影響を取り入れることを試みた.また,都市の交通状況に応じた各階層の道路への面積の最適な配分を明らかにし,道路網の階層システムを適正化するための示唆を得た. (3)空間シミュレーション技術 住民向け景観シミュレーションツールを開発し,住民側が潜在的開発の可能性などについて検討するためのツールを組み入れた.歩行者・自転車利用者の行動を再現するシミュレーションツールを構築し,歩行・自転車利用環境の向上がモビリティに及ぼす影響を明らかにした.また,観光歩行行動のマイクロジオデータに対する3次元可視化分析方法の提案を行った.
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