2010 Fiscal Year Annual Research Report
環インド洋地域における宗教復興・テクノロジー・生命倫理
Project/Area Number |
21241058
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小杉 泰 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (50170254)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 明 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90212513)
東長 靖 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (70217462)
田辺 明生 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (30262215)
藤倉 達郎 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (80419449)
岡本 正明 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (90372549)
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Keywords | 地域間比較研究 / 環インド洋地域 / 宗教復興 / テクノロジー / 生命倫理 |
Research Abstract |
本研究は、環インド洋地域における宗教復興の実態を、地域研究に立脚した地域間比較の方法によって明らかにし、グローバル化した当該地域の社会に対する理解を、宗教変容を通じて深化させることを目的とする。特に、世俗化の逆行現象とも言える近年の「再宗教化」「再聖化」が、グローバル状況下でのテクノロジー社会への対応、新しい生命倫理観の誕生につながっていることに着目するものである。 平成22年度においては、(1)文理融合をめざす総合的地域研究の方法をめぐる初年度に続く検討、(2)環インド洋の各地域における宗教復興の事例研究、特にイスラーム復興の地域間比較、(3)各地域における原典資料を含むリソースの収集、(4)宗教と生命倫理との関係、および宗教復興とITテクノロジーをめぐる事例研究、などを行った。 また、マレーシア国民大学から専門家をお招きして、国際シンポジウム「イスラーム・科学・文明」を開催し、またマレーシア国民大学およびインドネシア国立イスラーム大学ジャカルタ校においても国際ワークショップを開催した。マレーシアとインドネシアにおけるワークショップは「地域間乗り入れ」による臨地研究の一環でもあり、大きな成果を得ることができた。 全体として、総合的地域研究の方法および実証的な事例の地域間比較において、第二年度にふさわしい研究を実施することができた。資料収集においても重要な文献が集積され、研究に役立つリソース作りがいっそう充実した。
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Research Products
(45 results)
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[Presentation] Current Development of Indonesian Studies in Japan2011
Author(s)
Okamoto Masaaki
Organizer
Public Lecture and Roundtable Discussion : The Impact of New Media and Communication Technology on Islam in Indonesia
Place of Presentation
Prof.Aqib Suminto Room, State Islamic University "Syarif Hidayatullah", Indonesia(招待講演)
Year and Date
2011-02-23
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