2012 Fiscal Year Annual Research Report
環インド洋地域における宗教復興・テクノロジー・生命倫理
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21241058
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小杉 泰 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (50170254)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 明 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90212513)
東長 靖 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (70217462)
田辺 明生 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (30262215)
藤倉 達郎 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (80419449)
岡本 正明 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (90372549)
仁子 寿晴 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特任准教授 (10376519)
山根 聡 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (80283836)
子島 進 東洋大学, 国際地域学部, 准教授 (90335208)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 地域間比較研究 / 環インド洋地域 / 宗教復興 / テクノロジー / 生命倫理 |
Research Abstract |
本研究は、環インド洋地域における宗教復興の実態を、地域研究に立脚した地域間比較の方法によって明らかにし、グローバル化した当該地域の社会に対する理解を宗教変容を通じて深化させることを目的とする。特に、世俗化の逆行現象とも言える近年の「再宗教化」「再聖化」が、グローバル状況下でのテクノロジー社会への対応、新しい生命倫理観の誕生につながっていることに着目したものである。 平成24年度においては、最終年度として、これまでの成果蓄積のうえに、①全体的な理論および地域間比較による事例研究の考察の深化と総合、②宗教復興・テクノロジー・生命倫理の関係の総合的考察、③研究成果の発表と刊行準備を行った。 研究会やワークショップでは、地域間比較に留意した研究成果の発表、文理融合を追求する討論、総合的考察などを徹底して行い、さらに国際ワークショップを開催して、その成果の国際的な発信に努めた。研究成果をまとめた論文集および生命倫理をめぐるアラビア語専門用語集などは刊行の準備が整った。(25年度に京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属イスラーム地域研究センターから刊行予定。) 本研究では、東南アジア・南アジア・中東・湾岸の事例を実証的に蓄積し、地域間比較研究を行うことに力をそそぎ、文理融合にもとづく総合的地域研究を深化させ、現代の宗教復興の全体的眺望を得ることに努めた。異なる地域でのフィールドワークという「相互乗り入れ」などの方法で、大きな成果を得ることができた。資料収集による重要文献の集積やデータベース構築の作業も十分に行うことができた。本研究終了後の成果刊行を通じてその意義を広く社会に発信したい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(33 results)