2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21242028
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
新田 栄治 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (00117532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江上 幹幸 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (30320518)
菊池 誠一 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (40327953)
山形 眞理子 昭和女子大学, 国際文化研究所, 研究員 (90409582)
丸井 雅子 上智大学, 外国語学部, 准教授 (90365693)
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Keywords | 東南アジア / アンコール / ドヴァーラヴァティー / インドネシア / 考古学 / 古代 / 中世 / 国家形成 |
Research Abstract |
研究代表者、研究分担者、研究協力者が、各自の分担項目を中心として、タイ、カンボジア、インドネシア、ベトナム、フィリピンでの現地調査を実施し、以下の研究成果をあげた。 (1)東北タイ所在のドヴァーラヴァティー時代のセーマの現地調査をコンケンにおいて実施。タイおよびラオス・メコン左岸に分布するセーマとの比較研究を行った。(新田) (2)カンボジア、アンコール地域の製鉄遺跡の比較研究を実施。(新田) (3)ティモール島ラマクネン郡ローヌナ村所在の巨石記念物の実測調査および関連民族誌の調査と収集を行った。(江上) (4)ベトナム、ホイアン出土陶磁器の整理・調査を実施。17世紀のホイアン出土の実態を解明しつつある(菊池) (5)東北タイの土器作りを調査し、ベトナムの土器作りとの比較研究を行った。(菊池) (6)仏人考古学者M.Colaniの発掘資料(サーフィン遺跡)の観察、写真撮影等の調査をベトナム歴史博物館において実施。ハノイ国家大学人類学博物館において同研究所が実施した発掘資料の調査を実施するとともに、イネ依存体をAMS年代測定、現代段階でベトナム最古のイネ資料の可能性があることを示す。またニンビン省博物館において収蔵土器資料のデジタルデータ化のための観察カードを作成した。(山形) (7)カンボジア、アンコール地区出土の青銅製仏像(シハヌーク博物館蔵資料)の実測および写真撮影を行い、同仏像の鋳造技法についての研究を行った。(丸井) (8)フィリピン国立博物館においてルソン島カガヤン川下流域の鉄器時代貝塚、バガッグ1貝塚出土土器と鉄片の調査と写真撮影を行った。(田中)
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Research Products
(24 results)