2009 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル・スタンダードに基づくシティズンシップ教育の評価研究
Project/Area Number |
21243045
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
池野 範男 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 教授 (10151309)
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Keywords | シティズンシップ / シティズンシップ教育 / 内部評価 / 外部評価 / グローバル・スタンダード / 教育実践の評価 |
Research Abstract |
本研究は、シティズンシップ教育を強力に進めているアメリカ、イギリスなどの欧米の各国、中国、香港、台湾、韓国、日本の東アジア各国・地域、パキスタン、イスラエルの西アジア各国、シンガポール、オーストラリアのオセアニア各国の研究者が、自国・地域のシティズンシップ教育に関して統一的なグローバル・スタンダードに基づき、教育実践、カリキュラム、教育施策の3つのレベルにおいて、内部評価と外部評価とを行い、その効果性を判定し、国際比較を行うことを目的としている。 その初年度では、次の5点の成果を挙げた。 1 6月25-27日、香港教育研究院にて開催された第5回国際シティズンシップ教育(CitizED)会議において、海外研究協力者に研究計画を説明し、内部評価報告と外部評価報告を依頼し、協力を得ることができた。 2 9月29日、日本教育方法学会の研究大会にて、シティズンシップ教育の現状と役割について発表し、日本のシティズンシップ教育の総括を行った。 3 10月26-31日、中国、抗州師範大学で開催された社会科・シティズンシップ教育国際会議を通して、11月11-16日アメリカのNCSS研究大会を訪問して、11月26日-12月4日まで韓国の清洲教育大学、韓国教員大学、ソウル教育大学、釜山教育大学などを訪問し、内部評価者と外部評価者への説明と研究打ち合わせを行い、協力を取り付けた。 4 2010年2月開催の第1回国際評価セミナーの実施要項を作成し、セミナーの外国語文評価資料を日本語に、日本語資料を外国語(英文)に翻訳し、会議資料を準備した。 5 2010年2月16-19日に、キャンパスイノベーションセンター東京で、第1回国際評価セミナー(東京会議)を開催し、シティズンシップ教育の代表的な教育実践に関する内部評価会議を開き、シティズンシップ教育の教育実践評価に関するスタンダードを議論し、その成果をまとめた。
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