2012 Fiscal Year Annual Research Report
トータルレコーディング技術に基づく電磁環境アーカイブ構築とその応用に関する研究
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21246062
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
唐沢 好男 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (40313407)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 威生 電気通信大学, 先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター, 准教授 (10327710)
稲葉 敬之 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (40508826)
冨田 正治 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (80180173)
石 慶華 電気通信大学, 先端領域教育研究センター, 助教 (80503416)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | トータルレコーディング / ソフトウェア無線 / 電波信号処理 / 電磁環境アーカイブ / 電波環境生成 |
Research Abstract |
最終年度であるため、研究の総仕上げを行い、トータルレコーディングシステム利用のさらなる研究進展への足掛かりをつけた。 昨年度の研究のハイライトは、1)高速トータルレコーディングシステムの新構築を行い、200MHz帯域信号の長時間収録システムを構築したこと、2)2012年3月に、アナログテレビ放送終了直前の仙台に出かけて、同帯域の電波環境収録を行ったことであるが、今年度は、これをベースに、この収録システムのさらなる高度化(多入力化、アレー化)を図り、21世紀の未来遺産としての電磁環境アーカイブのデータ充実を図った。これらの研究の成果と研究の意義をまとめて、学会発表を行い、研究のアピールを行った。 また、関連して、次の二つの研究を進め、研究の新たな展開を図った。一つは、電波伝搬環境生成技術である。無線機器の性能評価には、屋内(実験室内)に、実際の通信環境を模擬する電波環境が必要になり、これは、OTA(Over-The-Air)測定評価環境と呼ばれている。トータルレコーディングによる電波伝搬環境収録と環境生成は、電波伝搬環境の根本を同じにし、密接に関連しているので、本年度はこの研究にも力を入れ、研究成果の論文化に努めた。二つ目は、電波領域の信号をベースバンドでの信号処理で生成するベースバンド無線の研究で、実証実験を通じて概念確立を行った。このことにより、ソフトウェアプログラミングにより適応的に機能を実現する「ソフトウェア無線」や「コグニティブ無線」と「ベースバンド無線」を統合化した「環境適応型ベースバンド無線」のイメージを具体化させることができた。後者のテーマは、さらなる進展が期待できるので、新たな研究テーマとして、その第一歩を踏み出すことができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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