2009 Fiscal Year Annual Research Report
プローブ技術を援用したデータフュージョン理論による総合的交通行動調査の高度化
Project/Area Number |
21246080
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
羽藤 英二 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 准教授 (60304648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝倉 康夫 神戸大学, 工学研究科, 教授 (80144319)
森川 高行 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30166392)
河野 浩之 南山大学, 数理情報学部, 教授 (70224813)
山本 俊行 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (80273465)
倉内 慎也 愛媛大学, 理工学研究科, 講師 (90314038)
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Keywords | プローブパーソン調査 |
Research Abstract |
総合的交通行動調査の確立に向けて様々なセンサー情報の中から加速度計とGPSをもとに交通機関を識別するアルゴリズム開発を行い,Transportation Resaerch Part Cに掲載されるという大きな成果を得た.この成果を元にオンラインで行動判定可能なBCALsオンラインの開発に着手しプロトタイプモデルの開発に成功を収め,いくつかのパイロットサーベイを実施できた.こうしたパイロットサーベイをもとに,今後の都市計画,交通計画における総合調査体系の再整理を行っていく予定である. またメンバー間で比較的大きな問題意識を共有することを目的に科研の研究会を東京大学にて2回開催した.第一回の研究会は,2009年6月20日(土)に「今何を観測しモデル化すべきか」と題して開催し,研究代表者である羽藤英二から「プローブ研究の意味・オークションから空間設計まで」という基調講演が行われ,ウェブマイニングで行われている知識発見の最新の方法論と都市交通データの特性と技術的な課題,データ管理運用の現場,データフュージョン,最適化,行動モデルの展望について話題提供が行われた.さらに第二回の研究会では,こうした要素技術の展開をうけて,「移動調査と都市計画のこれから」と題して2009年8月1日に本郷で開催した.各研究分担者から,調査観測技術と計画論について掘り下げた討議がなされ,プローブ技術を援用したデータフュージョン理論の今後の方向性についての議論を行い,問題意識の共有化がなされた.
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Research Products
(30 results)