Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羽藤 英二 東京大学, 工学系研究科, 准教授 (60304648)
山本 俊行 名古屋大学, エコトピア研究所, 教授 (80273465)
中山 晶一朗 金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (90334755)
吉井 稔雄 愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (90262120)
井料 隆雅 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (10362758)
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Research Abstract |
本研究の目的は,これまで蓄積されてきた交通行動データ収集と分析,ネットワーク解析および信頼性・リスク評価に関する研究成果をさらに展開し,災害時における交通ネットワークの信頼性評価の理論体系を構築するとともに,実際の都市・地域空間への適用を通じて,開発した方法論の有効性を検証することにある.本年度は本課題の4カ年計画の2年目であり,災害時を想定したヒトの交通行動データの収集手法の開発,交通ネットワークフローシミュレーションモデルの開発,また,交通ネットワークの信頼性・リスク評価モデルの開発を行った.災害時を想定したヒトの交通行動データの収集手法は,昨年度開発した方法を継続して評価し,来年度以降の行動調査および行動分析に向けた準備を行った.これに関連して,パーソントリップのような既存のデータの活用についても検討を行い,一定の成果を得た,現段階では,この成果を,来年度の行動調査の設計,あるいは結果の補完に使用することを想定している.交通ネットワークフローシミュレーションモデルについては,昨年度設計した基本フレームの拡張を,主に確率論的モデルおよびネットワークの集計モデルをベースとして行った.災害時の交通ネットワークの信頼性評価モデルについても,同様に昨年度設計した基本フレームめ拡張を行い,あわせて必要なレビューを追加して行っている.以上の各方法論の開発,来年度上半期まで継続し,その成果を来年度から2年間での「途絶した交通ネットワーク上での帰宅・避難交通のシミュレーションとリスク評価」の方法論構築に活用する予定である
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