2012 Fiscal Year Annual Research Report
波浪衝撃による強非線形流体・構造連成応答解析法とその応用研究
Project/Area Number |
21246128
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
柏木 正 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00161026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤久保 昌彦 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30156848)
飯島 一博 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50302758)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 流体構造連成問題 / 数値流体力学 / ランキンパネル法 / 有限要素法 / 非定常波形解析 / 波浪中抵抗増加 |
Research Abstract |
1.船舶の流力弾性応答計算法の確立: 前進しながら動揺する3次元浮体に関する流体計算をランキンソース法で行い,構造変形の固有モードは有限要素法を用いて計算し,両者を融合させたハイブリッド計算法を実用計算法として完成させた。その計算法の妥当性を確認するため,前進速度がゼロ場合について,流体力学計算を3次元グリーン関数法で計算するプログラムを別途作成し,これまでに公表されている実験データとも比較した。 2.直交格子・CIP法ベースの数値流体力学的計算による波浪中での強非線形現象の研究: 大振幅波浪中での船体動揺によって発生する非定常波形,波浪中抵抗増加の計算を行い,昨年度の実験で得られている実験結果と比較検討した。数値計算結果に対するメッシュ(計算格子)の依存性が強く,あまり良い結果が得られなかった。そこで,非常に多くのメッシュに対する計算が可能になるよう,計算プログラムの並列化を行い,その妥当性,計算時間の低減化率について調べ,それを波浪中での船体運動の計算に適用した。 3.これまでの研究成果ならびに今後行うべき研究課題の取りまとめ: これまでに開発研究を行ってきた数値計算法の結果ならびに問題点を整理した。特に,CIP法ベースの強非線形数値流体力学的手法の流体・構造連成問題に対する計算精度・安定性の問題,さらにはランキンソース法と有限要素法のハイブリッド計算法を新しい実用計算法とするための問題点,さらに研究を進化させるために今後行うべき研究の方向などについて整理を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)