2009 Fiscal Year Annual Research Report
分裂酵母の遺伝的DNA再編成の分子メカニズムの解析
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21247027
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岩崎 博史 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (60232659)
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Keywords | 相同組換え / 分裂酵母 / Rad22 / DNA二重鎖切断 / DNA修復 / MRN複合体 / Ctp1 / Dmc1 |
Research Abstract |
本申請研究では、以下の3つの問題について明らかにしようとしている。 1、初期過程の再構成系の構築と反応機構解析(MRN-Nip1/Ctp1複合体の機能解析を中心に) 2、初期-中期過程の再構成系を用いた反応機構解析(リコンビナーゼの反応機構を中心に) 3、中期-後期過程の再構成系の構築と反応機構解析(Fbh1ヘリケースの機能とその制御機構を中心に) 当該年度は、特に、1について、特段の成果を得た。すなわち、MRN複合体を形成するNbs1のX線立体構造を、P RussellとJA Tainerの2つのグループと共同で決定し、FHAドメインとそれに続く2つのBRCTドメインから成ることを示した。さらに、Nip1(別名Ctp1)がリン酸化することによって、Nbs1のFHAドメインと結合することを見いだし、その結合様式も構造生物学的に明らかにした。また、このリン酸化による相互作用が、実際にin vivoで重要な働きをしていることも示した。 2については、減数分裂特異的Dmc1リコンビナーゼの反応機構を解析し、Rad22による阻害を発見した。3については、Fbh1ヘリケースが3'invaded D-loopより5'-invaded D-loopに対して、崩壊活性が強いことを発見した。このことから、Fbh1ヘリケースが鎖交換反応の初期反応の制御に関与することが予想された。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Nbs 1 flexibly tethers Ctp 1 and Mre 11-Rad50 to coordinate DNA double-strand break processing and repair2009
Author(s)
Williams RS, Dodson GE, Limbo O, Yamada Y, Williams JS, Guenther G, Classen S, Glover JN, Iwasaki H, Russell P, Tainer JA
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Journal Title
Peer Reviewed
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