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2009 Fiscal Year Annual Research Report

サメ由来一本鎖モノクローナル抗体の大量生産技術の開発と魚介類感染症治療への応用

Research Project

Project/Area Number 21248025
Research InstitutionTokyo University of Marine Science and Technology

Principal Investigator

青木 宙  Tokyo University of Marine Science and Technology, 海洋科学技術研究科, 特任教授 (00051805)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 廣野 育生  東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 教授 (00270926)
近藤 秀裕  東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 准教授 (20314635)
Keywords免疫学 / バイオテクノロジー / 感染症 / 水産学
Research Abstract

サメ類の持つ免疫グロブリンNew antigen receptor(IgNAR)は、ほ乳類の免疫グロブリンとは異なり重鎖ホモ2量体である。本研究では、このIgNARを利用し、魚介類病原微生物の迅速診断法および感染症の抗体治療法を確立することを目的とする。
本研究では、日本近海に生息するドチザメを対象生物とした。まず、ドチザメが他のサメ類と同様、IgNARをもつかどうかを確認するとともに、このサメがもつ他のIg重鎖についても解析するため、cDNAクローニングを行った。その結果、ドチザメは他のサメ類と同様IgM、IgNARおよびIgWをもつことが明らかとなった。また、IgMおよびIgNARは抗体産生細胞が多くみられることが知られる脾臓のほか様々臓器で発現が確認されたが、IgWは膵臓で強く発現がみられた。さらに、次世代シークエンサを用いIgNARの可変領域の配列を解析することにより、その多様性を評価したところ、他のサメ類のIgNARと同様、ドチザメIgNARも3番目の相補性決定領域で特に配列の多様性がみられた。これらの成果については、現在論文を投稿中である。
ドチザメIgNAR可変領域をコードするcDNA断片について、PCRで増幅しファージディスプレイ用発現ファージDNAに連結し、組換えファージライブラリを構築した。本ライブラリを用いて、10数種類の病原細菌を特異的に認識するクローンをスクリーニングした。しかしながら、用いた病原細菌を認識するファージクローンを得ることはできなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ドチザメIgNAR可変領域の多様性に関する研究2009

    • Author(s)
      本多由佳・近藤秀裕・青木宙・廣野育生
    • Organizer
      日本魚病学会大会
    • Place of Presentation
      東北大学 (仙台)
    • Year and Date
      2009-09-28

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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