2010 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト化アクティブモデルマウスによる水疱性類天疱瘡の発症機序解明と新規治療法開発
Project/Area Number |
21249063
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
清水 宏 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00146672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝木 晃彦 北海道大学, 大学院・医学研究科, 非常勤講師 (40291231)
秋山 真志 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60222551)
阿部 理一郎 北海道大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (60344511)
西村 栄美 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (70396331)
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Keywords | 自己免疫性疾患 / 水疱性類天疱瘡 / 17型コラーゲン / ヒト化マウス / 疾患モデル動物 |
Research Abstract |
1)17型コラーゲンヒト化免疫不全マウスの作成 水疱性類天疱瘡(BP)のヒト化アクティブマウスモデル樹立のため、BPの自己抗原である17型コラーゲン(COL17)ヒト化マウスと免疫不全マウスを交配し、COL17ヒト化免疫不全マウスを作成中である。これまでRag2ノックアウトCOL17ヒト化免疫不全マウスを作成したが、BP患者末梢血移植を行う最終目的のため、NOD/scidマウスとのバッククロスを進めた。現在、91.5%までNOD/scidバックグラウンド(マイクロサテライトマーカーによる解析)がすすんだCOL17ヒト化マウスを作製した。更に1世代追加交配することで、平成23年度には完全COL17ヒト化-NOD/scidマウスが得られる予定である。 2)BP患者末梢リンパ球の採取と応用 本研究の最終目的は、BP患者末梢血をCOL17ヒト化-NOD/scidマウスへ移植し、極めてBP患者に類似した新しいモデルを作製し、病態解明と新規治療法開発を行うことである。実際のBP患者末梢血移植に先行し、BP患者末梢血の不死化を試みた。EBウイルスにより、抗COL17 IgG抗体を持続産生するBP患者末梢血、不死化B細胞クローンの樹立に成功した(Li Q, et al.J Immunol 185:7746,2010)。平成23年度は、このB細胞クローンを完全COL17ヒト化-NOD/scidマウスへ移植し、生着性とBP発現の有無について解析を行う。そして実際のBP患者末梢血移植を行い、新しいBPモデルを用いた新規治療法開発・病態メカニズム解明へ応用する。
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Research Products
(4 results)