2011 Fiscal Year Annual Research Report
症型分類(治療難易度)に基づく補綴治療の診療ガイドラインの策定と妥当性の検証
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21249092
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
平井 敏博 北海道医療大学, 個体差医療科学センター, 教授 (80014273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (30178644)
窪木 拓男 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (00225195)
石橋 寛二 岩手医科大学, 歯学部, 名誉教授 (90018771)
櫻井 薫 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (20153950)
佐藤 裕二 昭和大学, 歯学部, 教授 (70187251)
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Keywords | 歯学 / 補綴歯科治療 / 症型分類 / 診療ガイドライン |
Research Abstract |
本研究の目的は、従来、経験的あるいは主観的な判断のもとに評価されていた欠損補綴歯科治療の難易度(症型分類)について、補綴歯科治療の診療ガイドラインを策定し、その妥当性を検証することである。本研究の遂行により、エビデンスにもとづいた診療ガイドラインに則った補綴歯科診療の実施が可能になることは、診療の質および安全性の向上と効率化につながることは疑いもなく、患者のQOLの向上に大きく貢献できると考える。 本年度はまず、前年度までに本研究プロトコルにしたがって術前データを採取した422名の解析対象患者に対して、補綴歯科治療を行った後に術後データを採取した。次に、患者立脚型アウトカムである口腔関連QoLを指標として、解析対象患者の術前・術後めデータを比較分析したところ、術者による主観的難易度判定が口腔関連QoLの変化量との間に有意な相関が認められた。さらに、補綴歯科治療の病名と口腔関連QoLとの相関を調べたところ、咀嚼障害群、審美障害群、疼痛群では、口腔関連QoLをあらわすOHIP総得点の分布や治療前後の各サブスケールの変化量に特徴的な傾向が認められたことから、患者立脚型アウトカムを用いた病名のプロファイリングの可能性が示唆された。また、本年は最終年度であったことから、平成23年11月19日に仙台にて公開の研究成果報告会を開催し、外部からも有識者を招き、それまでの研究成果に関して公開討議を行った。なお、本研究は多施設前向きコホート研究であるため、今回の研究期間内に補綴歯科治療が終了していないなどの理由で術後データのそろっていない解析対象患者についても術後の追跡調査を継続していく。
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Research Products
(1 results)