2012 Fiscal Year Annual Research Report
ソフトウェアプロダクトラインの構築・保守方式の確立に関する研究
Project/Area Number |
21300010
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
深澤 良彰 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30120934)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白銀 純子 東京女子大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00329161)
鷲崎 弘宣 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (70350494)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | プロダクトライン / オブジェクト指向 / コアアセット / スコーピング / 進化 / メトリクス / パターン |
Research Abstract |
本年度は、本研究費の最終年度であり、各種の成果をまとめて、これまで論文化していないものについては、補足実験などをして、研究の完遂に向けての努力をすすめてきた。 その中で、本年度か、これまで研究が予定よりも遅れてきていた「プロダクトラインの進化について」の研究に、特に注力した。この視点は、コアアセットの使いやすさや再利用性を向上させるためには、さまざまな変化や要望に対応し、コアアセットを改善し、進化させることが重要であるからである。 複数の事業を扱うソフトウェア開発企業は、複数のプロダクトラインを保持する。このような企業は、新規にプロダクトラインを構築しながら、既に利用中のプロダクトラインを進化させることになり、特にコアアセットの進化・改善の方針の共有が重要である。よって、企業内でコアアセットの進化・改善の手法を標準として定め、共有することが重要となる。 本研究では、プロダクトライン型開発の経験に基づき、組織全体の最適化を考慮した、コアアセットの改善手法を提案した。我々の手法では、望ましい改善のノウハウを組織の標準として定義し、同標準に基づき、コアアセットの改善計画を立案し、改善を実行する。標準は、コアアセットの状態を計測するメトリクスと、同メトリクスによるコアアセットのタイプの定義、改善ノウハウを示した改善パターン、継続的な改善を定義したプロセスから構成することとした。改善パターンは、組織のねらいとコアアセットの状況を考慮した、コアアセットの改善方法の経験的な知識である。改善プロセスは、コアアセットの改善の手順である。組織の標準により、コアアセットの改善ノウハウを共有しても、時間の経過により、ノウハウの価値が変化する場合があるため、ノウハウそのものも継続的な改善が必要である。これを実業務に適用したところ、有効であることが判明した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Analyzing Effect of Team Composition on Education in Practical Lecture of Information Systems Development2012
Author(s)
hota Inaga, Hironori Washizaki, Yusuke Yoshida, Kazuhiko Kakehi, Yoshiaki Fukazawa, Shoso Yamato, Masashi Okubo, Teruhiko Kume, Manabu Tamaki, Toshikazu Kanou
Organizer
6th International Conference on Project Management
Place of Presentation
Honolulu, USA
Year and Date
20121003-20121005
Invited
-
-
-
-
-