2010 Fiscal Year Annual Research Report
社会活動のネットワーク化を実現するコミュニティ指向ネットワーク
Project/Area Number |
21300022
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
今瀬 真 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30346176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大崎 博之 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (00294166)
小泉 佑揮 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (50552072)
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Keywords | インターネット高度化 / ネットワーク / 通信工学 / ネットワークアーキテクチャ / コミュニティ |
Research Abstract |
さまざまな社会活動の基礎となっているのは、人と人によって構成される「コミュニティ」である。そこで本研究課題では、社会学的なアプローチを用いることにより、人と人によって構成されるコミュニティの活動を自然な形でネットワーク上にマッピングできる、「コミュニティ指向ネットワーク」の実現を目的とする。人と人によって構成されるコミュニティに対して、柔軟かつ効率的な通信環境を提供するためのネットワークアーキテクチャの設計および基盤技術の確立を目指す。平成22年度は、「コミュニティ指向ネットワーク」実現のための3種類の基盤技術(エンティティ制御技術・コミュニティ制御技術・セマンティック通信技術)のうち、エンティティ制御技術・コミュニティ制御技術・セマンティック通信技術それぞれについて研究を実施した。エンティティ制御技術として、クラウド上のライブマイグレーションによる制御とネットワーク上のトラヒックエンジニアリング間の総合干渉および統合制御に関する基礎検討を実施した。また、コミュニティ制御技術として、コミュニティ参加者の交流関係をネットワークとして表現し、その交流ネットワークからコミュニティの活性度を推定する手法を提案し、オープンソースソフトウェア開発コミュニティのログデータを用いて提案方式の有効性を検証した。さらに、セマンティック通信技術として、コミュニティ単位での閉域性を実現できるコンテンツセントリックネットワークのアーキテクチャを設計した。
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Research Products
(9 results)