2010 Fiscal Year Annual Research Report
無線ネットワークにおけるディジタルフォレンジック基盤技術の構築
Project/Area Number |
21300025
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
高橋 修 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (60381282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 仁樹 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (30360001)
JIANG Xiaohong 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (00345654)
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Keywords | ディジタルフォレンジック / 無線ネットワーク / セキュリティ / ルーティング / アドホックネットワーク |
Research Abstract |
平成21年度~平成23年度の3年間で,安全で安心なモバイルアドホックネットワーク(MANET>のサービス基盤技術(MANETフォレンジック技術)を確立することを目標に,証拠情報の収集方式,保全・解析方式とそのプロトタイプによる実証評価を行う。平成22年度は,以下の検討を進めた 1.基本モデルの拡張MANETに関してモバイル性,アドホック性に着目し,主としてネットワーク層に着目してフォレンジックの適用モデルについて継続して検討した.MANETの脅威体系化を行うと共に,信頼性の高い証拠収集プロトコルアーキテクチャを構築した 2.証拠の高信頼な収集方式昨年度に引き続き,無線ネットワークのネットワークフォレンジック技術について検討を進めた.これまでの研究成果を基に,収集した証拠の信頼性評価,証拠の分析方法の定量的評価を行った.更に,証拠情報収集のためのプロトコルに関して高信頼化を図るためラスタークラスタベースの高信頼な通信経路構築方式,GIS(3次元位置情報)をベースとしたよりオーバヘッドの少ない次世代高信頼ルーティング方式などについて検討し,証拠情報の収集プロトコルを設計した.また,証拠収集の開始終了のタイミングについても明確にした 3.証拠の分析方式収集した証拠(通信ログ情報等)を保全する方式と,第三者に分かり易く提示するための分析・表示方式について検討した.具体的には,保全した情報を安全にサーバに転送するための転送方式や,収集された多量の証拠情報の中から必要とする情報を抽出するためにブルームフィルターを使用する方式について検討し,それらの有効性を定量的に評価した
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Research Products
(16 results)