2011 Fiscal Year Annual Research Report
異なる特徴を持つニュースサイトを比較対照する世界ニュース分析システムの研究
Project/Area Number |
21300029
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
吉岡 真治 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (40290879)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神門 典子 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 教授 (80270445)
関 洋平 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (00348468)
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Keywords | 情報検索 / テキストマイニング / マルチファセット / 意見分析 / 検索システムの評価 |
Research Abstract |
本研究では、日本と海外の記事を比較しその違いを表現することにより、ユーザに新たなニュース記事を読む寒天を与えると共に、外国からみた日本を理解するために有用な情報を提供する枠組みの構築を目的としている。そのため、国ごとの興味の違いを表すニュースサイト毎の特徴を考慮した分析や、意見分析、時系列ごとの分析などの多観点から分析を可能とする世界ニュース分析システムの構築を行った。本年度は、昨年度に行った評価実験の結果分析に基づいたシステムの評価手法に関する検討と、複数ドメインの意見文コーパスを利用した集団学習による意見分析システムの構築を行うと共に、これまでの成果を反映したシステムを用いた評価実験を行った。 システムの評価手法としては、ユーザの知識を表現するコンセプトマップを利用案した検索活動の前後における知識の変化の記録とその分析という方法を提案した。本手法を用いることにより、知識の量的な評価だけではなく、知識の変化の質的な評価(例えば、幅広い観点から分析しているのか、狭い範囲を掘り下げているのか)が可能となる。本手法を用いて、本システムを有効活用したユーザの検索記録を分析したところ、一般的なWeb検索システムと比較して、NSContastを利用すると、より探索的に、広い観点からのデータを獲得している可能性を示すことができた。また、意見分析システムとしては、集団学習を用いることにより、ドメインごとの特徴を考慮しながら、意見文判定の全体のパフォーマンスを向上させることができることを確認した。 最終実験のインタビューでは、昨年度と同様に、好意的な反応もあり、得られた知識についての違いなども確認された。しかし、データの前処理(機械翻訳)の性能の悪さなどが指摘され、単純な量的な比較での優位性を示すことができなかった。今後、提案した評価手法による質的な分析を行う予定である。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] NTCIR-9 総括と今後の展望2012
Author(s)
酒井哲也, 上保秀夫, 神門典子, 加藤恒昭, 相澤彰子, 秋葉友良, 後藤功雄, 木村文則, 三田村照子, 西崎博光, 嶋秀樹, 吉岡真治, Shlomo Geva, Ling-Xiang Tang, Andrew Trotman, Yue Xu
Organizer
情報処理学会情報基礎とアクセス技術研究会
Place of Presentation
白百合大学(東京都)
Year and Date
2012-03-26
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