Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒牧 英治 東京大学, 知の構造化センター, 特任講師 (70401073)
岡 瑞起 東京大学, 知の構造化センター, 特任研究員 (10512105)
増田 勝也 東京大学, 知の構造化センター, 特任研究員 (20512114)
松尾 豊 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (30358014)
原 隆浩 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (20294043)
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Research Abstract |
23年度においては,研究計画で示した予定通り,21年度・22年度の研究結果をさらに拡張した研究を行うと同時に,積極的に成果報告のために学会発表を行った.研究・開発の面では,既存のリソース(特にWebリソース)の解析との融合手法として,コンテキストを考慮した単文解析に利用可能な手法を実現した.また,研究計画で示した通り,実用的な成果物として,各種成果物をWebを通じて公開した.この中には,大規模連想シソーラスの拡張(可視化機能の拡張,半教師あり学習による分類,共起性解析によるスケーラビリティの向上および解析結果の適用、公開)や大量Web文書の自己組織化マップなどが含まれる. また,研究計画で予定していたとおり,最終年度においては,成果報告のため積極的に学会発表を行うことで,成果の公表に努めた.その結果,8件の国際会議・シンポジウムで論文が採録され,発表した.この中には,Web IntelligenceやCSCW,EMNLPといった難関会議が含まれており,成果報告の公表という側面では高い効果があったと確信している. これらの研究成果は,次の研究開発において重要なステップとなる.特に,22年度・23年度に実現した脳科学の知見を取り入れた効率的な計算モデルは,非常に汎用性が高く,さらなる研究の余地も大きいため,今後の研究開発を進める上で大きな助けとなることが期待される.また,アプリケーションへの適用を積極的に進めてきたことにより,我々の研究だけでなく,他の研究者が利用できる基盤リソースとしての有効性を示し,当該分野の研究促進への貢献が期待できる.
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