Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 郁容 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (70169564)
徳田 英幸 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (80227579)
吉田 尚史 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 准教授 (10338238)
鷹野 孝典 神奈川工科大学, 情報学部, 准教授 (40434419)
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Research Abstract |
平成23年度の「動画像自動検索・分析・配信を実現するユビキタス・アクティブ・知識ベースシステム」に関する実現成果として,"ユビキタス・アクティブ・知識ベースシステム"のプロトタイプ・システムを構築し,実証実験を行った.本研究成果を国際的に展開するため,研究代表者は,本研究が実現する新しい形態の感性データベースシステムについての招待講演を,International Conference on Printing and Imaging Technologies(ICIPT2011)他,3つの国際会議・ワークショップにおいて行った. (実現成果1)ユビキタス・センサ群を用いた災害・異常現象の自動センシング(HOPプロセス),センシング内容の分析と事象判断と知識ベースからの関連必要情報の自動獲得(STEPプロセス),および,災害・異常現象発生時の監視,警告情報を必要とする対象サイト(対象者)の自動検知と自動情報伝達(JUMPプロセス)という3プロセス,"遠隔HOP-STEP-JUMPプロセス"からなる遠隔の3地点連携情報伝達を行う自動監視・分析・警告配信システムモデルを確立し,国際共同実験のための実験プロトタイプ・システムを構築した. (実現成果2)フィンランド・タンペレ工科大学,ユバスキラ大学,米国UCSD,ドイツ・キール大学,インドネシア・ITS/EEPIS,タイ・NECTECとの間で本システムの国際共同実験を行い,それらの成果を,主催した国際会議the 22^<nd> European Japanese Conference on Information Modelling and Knowledge Bases(EJC2011),および,主催した国際ワークショップにおいて,国際的に発表した. (実現成果3)本システム実現に関する学術的成果として,8件の雑誌論文の発表,3件の国際学会・国際ワークショップにおける招待講演発表,8件の国際学会発表(査読有り),4件の国内学会発表(査読有り),4件の国内学会発表(査読無し)を行った.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究による遠隔HOP-STEP-JUMPプロセスモデルによる災害・異常現象の遠隔自動監視および遠隔自働警告配信システムを,生活環境および経済活動につながる様々な分野へ適用する.また,本研究により実現される情報配信は,地理的・時間的に大きく隔てられた諸国間の協調作業を促進するため,国際的な災害・異常現象の遠隔自動監視および遠隔自動警告配信システムとして展開する.具体的には,海外提携大学であるフィンランド・タンペレ工科大学を拠点として,カーネギーメロン大学計算機科学部、カルフォルニア大学サンディエゴ校,インドネシアのスラバヤ工科大学(ITS/EEPIS),タイ国立電子情報通信研究所(NECTEC)との間で本システムの共同研究環境を構築し,本システムを国際的な共同研究プラットフォームとして活用する.
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