2011 Fiscal Year Annual Research Report
究極の次世代型分解能を有するセンシング・ソフトウェア基盤技術に関する研究
Project/Area Number |
21300064
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
廣林 茂樹 富山大学, その他の研究科, 教授 (40272950)
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Keywords | 情報センシング |
Research Abstract |
NHAは、OCT(Optical Coherence Tomography)に代表される断層撮影装置の分解能を飛躍的に向上させる可能性を検討した。医用や工学の分野で用いられているOCTでは、近赤外の後方散乱光の干渉を利用することで、電子顕微鏡や実態顕微鏡とは異なり、可視域で透明でなくても生体や試料を採取・破壊することなく、内部構造を可視化できるため、X線CT、MRI、超音波、共焦点顕微鏡に続く最先端断層測定器として近年大きな注目を浴びている。OCTの画像は測定された反射干渉光分布を、窓関数を用いてフーリエ変換して、分光OCTの断層図を得ている。したがって、空間分解能を向上させるためには、分析窓の中に多くの周期が入ればフーリエ変換後の点像関数は鮮明になる。そこで、ここのフーリエ変換に申請者が開発した新しい信号解析法を組み込むことにより、空間分解能を大幅に向上するできた。 実際にはその窓の広さは光源の波長帯域によって制限され、従来のOCTの分解能は10um程度に留まり、がん細胞を可視化するにはもう1桁上の分解能が必要であるといわれていたが、申請者は、分析窓に起因する画質劣化を最小限に抑えることができた。光源の帯域を広げることなく、今のままでの点像関数をより鮮明にすることを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
23年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
23年度が最終年度であるため、記入しない。
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