2010 Fiscal Year Annual Research Report
超音波医学を駆使した慢性肝炎および非アルコール性脂肪性肝炎の非侵襲的診断法の開発
Project/Area Number |
21300194
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
飯島 尋子 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80289066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西口 修平 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10192246)
西上 隆之 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70131589)
有井 滋樹 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (50151171)
市野瀬 志津子 東京医科歯科大学, 学内共同利用施設等, 助教 (60014156)
田中 博 東京医科歯科大学, 大学院・疾患生命科学研究部, 教授 (60155158)
佐藤 哲二 鶴見大学, 歯学部, 教授 (10162447)
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Keywords | 超音波医学 / 検査診断システム / 肝臓病学 / 画像診断学 |
Research Abstract |
慢性肝炎および非アルコール性脂肪性肝炎の超音波機能診断法として、非造影、造影による診断法を人への応用とし検討中である。診断法を広めるためには簡便な診断法であることが必須である。これまで繰り返し行ってきた至適投与量の検討によりより簡便に臨床応用できる手法としてSonazoidを通常に溶解し生理食塩水0.95mlとSonazoid0.5mlを混和する。その後2mlの生理食塩水に溶かし0.5mlすなわち肝腫瘍に使用する投与量の1/1000量となるよう調整し静注、これまで報告した方法で検査を行う。本年度は組織学的検討と検査の乖離例についても検討し今後より確実かつ臨床的に有用な検査方法の確立を目指す。また昨年に続きKupffer細胞の貪食能についてNASH肝生検とNAFLD肝生検の電子顕微鏡による形態学的検討を行っている途中である。Kupffer細胞内に鉄や異物が貪食能力を低下させる原因につながることは明らかであるが、それ以外の類洞壁細胞の影響や肝実質細胞等の影響なども検討項目に加え本年度の研究を勧める。さらに本年から来年以降への研究の継続として超音波工学的に肝の脂肪化や肝炎の程度が肝硬度測定にどの程度影響にそのメカニズムがどうであるかの検討も加えて研究をすすめたい。
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Research Products
(13 results)
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[Presentation] Kupffer細胞の形態からみたNASH発症の要因2010
Author(s)
田中弘教, 飯島尋子, 西口修平, 和氣健二郎, 市野瀬志津子, 工藤篤, 石井昭生, 高嶋智之, 坂井良行, 會澤信弘, 山本晃久, 池田直人, 岩田恵典, 榎本平之, 齋藤正紀, 今西宏安, 下村壯治, 有井滋樹
Organizer
第96回日本消化器病学会総会
Place of Presentation
新潟
Year and Date
20100422-24
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[Presentation] Sonazoid造影超音波のKupffer相もおける高音圧画像評価の有用性2010
Author(s)
田中弘教, 飯島尋子, 東浦晶子, 楊和典, 岩井孝史, 石井昭生, 高嶋智之, 坂井良行, 會澤信弘, 山本晃久, 池田直人, 岩田恵典, 榎本平之, 齋藤正紀, 今西宏安, 下村壯治, 西口修平
Organizer
第96回日本消化器病学会総会
Place of Presentation
新潟
Year and Date
20100422-24