2012 Fiscal Year Annual Research Report
ニューロバイオニクスの作用機序を探るー新たな手法による基礎的・臨床的検討ー
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21300207
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
中川 晴夫 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80333574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
半田 康延 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (00111790)
海法 康裕 東北大学, 病院, 講師 (30447130)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ニューロバイオニクス / 治療的電気刺激 / 過活動膀胱 / 血流 / 排尿障害 / 神経調整 / 脳磁図 |
Research Abstract |
本研究課題の最終年度となる平成24年度は主に動物実験を行うとともに成果発表のため学会報告を行った。 動物実験ではニューロバイオニクスによる骨盤内の血流増加作用を初めてあきらかにした。血流増加作用は刺激直後から速やかにみとめられ、ニューロバイオニクスの作用機序のひとつは虚血改善作用であることが示唆される。血流増加作用は作用機序のひとつと考えられるが、血流増加のメカニズムの解明には至らなかった。各種神経の切断、神経伝達物質の阻害薬の投与などにより安定した変化はえられず、この血流増加作用は様々な経路を経由して行われていることが示唆され、今後の研究課題となる。この問題の解明により新たな創薬につながる可能性が示唆された。 臨床的検討において、以前報告した(J Clin Neurosci.2009 Oct ; 16(10) : 1330-3)内容(電気刺激を行う事により大脳皮質の一次感覚野に反応を認め、電極の形状・大きさにより反応の変化がみられることが明らかであり、適切な刺激条件を明らかにする事ができこと)、臨床効果(Adv Urol. 2010:102751、夜尿症研究VOl.14.71-75.2009)を中心に学会のシンポジウム等で発表を行った(第100回日本泌尿器科学会:シンポジウム)。また、治療装置の開発に向けた課題について提言を行った(第26回日本泌尿器内視鏡学会総会:シンポジウム)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)