2009 Fiscal Year Annual Research Report
体力特性と遺伝的特性の両方を考慮したトレーニングプログラムの開発
Project/Area Number |
21300233
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Research Institution | International Pacific University |
Principal Investigator |
永井 純 環太平洋大学, 体育学部, 教授 (20015887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前村 公彦 環太平洋大学, 体育学部, 講師 (40454863)
鈴木 康弘 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 研究員 (00392697)
家光 素行 環太平洋大学, 体育学部, 講師 (90375460)
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Keywords | 基礎体力 / 遺伝子多型 / 筋線維タイプ / テーラーメイド |
Research Abstract |
本研究は,スポーツ選手の基礎体力特性と遺伝的特性の両面を判定し,個々人の運動能力の素質を考慮したテーラーメイド・トレーニングプログラムの開発を目指した学術的基礎開発を行うことを目的とした。平成21年度は,スポーツ競技選手の基礎体力に影響する遺伝子多型の探索を実施した。被検者には,大学生・大学院生を対象にトップアスリート,スポーツ競技者,非競技者の各グループで男女30名以上を対象とした(総被験者数100名以上)。基礎体力の測定として,有酸素性能力の指標として最大酸素摂取量を,無酸素性能力の指標として30秒全力ペダリング運動におけるPeak powerおよびMean powerを,筋力・筋パワーの指標として膝伸展力および握力を,バリスティックな跳躍力の指標としてドロップジャンプにおけるドロップジャンプインデックス(DJ index)などの測定を行った。さらに,唾液からDHAを抽出して遺伝子多型の判定を行い,候補遺伝子アプローチ法にて筋線維タイプや体力パフォーマンスに影響及ぼす可能性のある遺伝子として,アンギオテンシン変換酵素欠失・挿入(ACE I/D),α-actinin-3(R577X),ミオスタチン(K135R),PPAR-δ(Exon4 : +15C/T, Exon7+65A/G),β2アドレナリン受容体(Arg16Gly, Gln27Glu), muscle specific creatine kinase, endothelial NO合成酵素(Glu298Asp)などが考えられた。これらに関しては,筋線維タイプと関連づけて今後さらに詳細な検討を実施していく予定である。
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Research Products
(3 results)