2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21300258
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
真田 樹義 Ritsumeikan University, 理工学部, 准教授 (50421227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 元彦 独)国立健康・栄養研究所, 運動ガイドラインプロジェクトリーダー (60229870)
家光 素行 環太平洋大学, 体育学部, 講師 (90375460)
樋口 満 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (20192289)
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Keywords | 肥満関連遺伝子 / 有酸素性能力 / メタボリックシンドローム / 生活習慣病リスク / テーラーメイド予防 / 運動介入 / 食事介入 / 大規模コホート |
Research Abstract |
本研究の目的は,1年間の運動および食事介入試験を実施し,肥満関連遺伝子多型と運動および食事による減量効果について検証することである.本研究の最終的な目標は,肥満関連遺伝子の1塩基多型(SNP)解析から個別化された生活習慣改善プログラムを提供する,「テーラーメイドヘルスケアプログラム」を開発することにある.平成21年度は,肥満者の運動および食事介入を1年間実施するとともに、18-78歳までの男女716名を対象に、基礎測定項目として,身体組成,行動分析,血液検査に加え,過去の運動習慣や食事習慣をアンケート調査にて調査し,また体力測定として最大酸素摂取量や脚筋力を評価した。さらに、採血によって得られた血液成分からDNAを抽出し、生活習慣病に関連するペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ型(PPARγ)およびホモシステイン(MTHFR)遺伝子多型を解析し、体力との関運について横断的に分析した。その結果、両遺体子多型について体力との相互関係が認められた。すなわち、生活習慣病関連遺伝子を保有していても、有酸素性能力をあらかじめ高く維持することで生活習慣病リスクを軽減できる可能性が示唆された。これらの結果は、Physiological Genomics誌において掲載が許可されるとともに、Obesity誌に現在投稿中である。今後は、これらの遺伝子多型に及ぼす運動介入研究の効果について検討し、「テーラーメイドヘルスケアプログラム」の開発のための基礎データを構築する予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Poor trunk flexibility is associated with arterial stiffening.2010
Author(s)
Yamamoto K, Kawano H, Gando Y, Iemitsu M, Murakami H, Sanada K, Tanimoto M, Ohmori Y, Higuchi M, Tabata I, Miyachi M.
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Journal Title
Am J Physiol Heart Circ Physiol. 297(4)
Pages: H1314-8
Peer Reviewed
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[Journal Article] Age and cardiorespiratory fitness are associated with arterial stiffening and left ventricular remodeling.2010
Author(s)
Y.Gando, H.Kawano, K.Yamamoto, K.Sanada, M.Tanimoto, T.Oh, Y.Omori, M.Miyatani, C.Usui, E.Takahashi, I.Tabata, M.Higuchi, M.Miyachi.
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Journal Title
J Hum Hypertens. 24(3)
Pages: 197-206
Peer Reviewed
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