2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21300258
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
真田 樹義 立命館大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (50421227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 元彦 独立行政法人国立健康・栄養研究所, 運動ガイドラインプロジェクトリーダー (60229870)
家光 素行 立命館大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90375460)
樋口 満 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (20192289)
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Keywords | 肥満関連遺伝子 / 有酸素性能力 / メタボリックシンドローム / 生活習慣病リスク / テーラーメイド予防 / 運動介入 / 食事介入 / 大規模コホート |
Research Abstract |
本研究の目的は,1年間の運動および食事介入試験を実施し,肥満関連遺伝子多型と運動および食事による減量効果について検証することである.本研究の最終的な目標は,肥満関連遺伝子の1塩基多型(SNP)解析から個別化された生活習慣改善プログラムを提供する,「テーラーメイドヘルスケアプログラム」を開発することにある.平成22年度は,全被験者についてTaq-man法による肥満関連遺伝子の多型解析を実施した.さらに,遺伝的な要因以外の食事や体力,基礎代謝など環境的な要因についても分析し,肥満解消効果に対する遺伝-環境要因の相互作用を横断的に分析した.その結果、肥満に関連するペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ型(PPARγ)遺伝子多型を保有している者でも高体力者の場合では肥満しやすい遺伝的効果を弱める可能性が認められた。この結果は、2010年のPhysiological Genomics誌43(3)において掲載された。今後は、その他の遺伝子多型について体力及び身体活動量との相互関係について検討するとともに、これらの遺伝子多型に及ぼす運動介入研究の効果を調査し、「テーラーメイドヘルスケアプログラム」の開発のための基礎データを構築する。
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Research Products
(12 results)