2010 Fiscal Year Annual Research Report
プログラム教育支援システム群の有機的連携を司るプラットフォームの開発
Project/Area Number |
21300304
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
宮寺 庸造 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10190802)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 勝一 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (60364395)
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Keywords | プログラミング教育 / 支援システム / システム連携 / プラットフォーム / グリッド型連携手法 |
Research Abstract |
本申請課題の目的は,支援システムの連携を司る教育支援プラットフォームを開発することである.本プラットフォームは,既存の支援システム群が搭載可能な基盤ソフトウェアであり,個々の学習者の学習状況に合わせた支援システムの効果的な提示ができる仕組みと,学習状況に合わせ支援システムが有機的に連携を図れる仕組み,学習者の計算機環境に合わせた柔軟な支援環境を学習者に提供する仕組みを有するものである. 平成22年度は,学習者の学習状況に合わせ,プラットフォームに搭載された支援システムを効果的に提示可能にするコントローラ部を開発した.以下の3ステップを行った. (1)学習状況把握メカニズムの開発 プログラミング教育全般にわたる支援には,個々の場面での断片的な学習環境では不十分である.学習が進むにつれ日々刻々と変化する学習者の理解状況を時間的な遅れなく取得する必要がある.そこで学習状況は,活動場面と理解状況の組み合わせの履歴から構成されるものとし,教育支援環境を構成するすべての支援システム間で共有され,支援システムの有機的連携の有用情報として用いた.そのため学習状況を形式的に記述した. (2)支援システムの効果的提示メカニズムの開発 学習者への支援システムの効果的な提示を行うメカニズムを開発した.これは,活動場面による状態遷移モデルを基本とし,活動場面と理解状況もしくは学習者の活動要求によるに状態遷移を行うモデルとして開発した. (3)実装 上記2つのメカニズムを実装した.
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Research Products
(19 results)