2011 Fiscal Year Annual Research Report
外国語学習のためのコーパスを利用した語彙学習システムの開発
Project/Area Number |
21300308
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
細谷 行輝 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (90116096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹蓋 順子 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00352740)
大前 智美 大阪大学, サイバーメディアセンター, 特任准教授 (00379108)
森 真幸 大阪大学, サイバーメディアセンター, 助教 (90528267)
後藤 一章 摂南大学, 外国語学部, 講師 (90397662)
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Keywords | e-Learning / 語彙学習 / 外国語教育 / LMS開発 / コーパス |
Research Abstract |
本研究の代表者及び分担者は実用的な外国語コミュニケーション能力養成を目指し、e-Learningによる語彙学習法及びLearning Management System(以下LMS)の開発を行ってきた。本研究ではLMSであるWebOCM、Web4uのマルチメディア辞書機能と21年度から継続的に収集しているコーパスデータを連携させた語彙学習システムを開発した。これにより学習者が覚えるべき語彙、学習者が弱点とする語彙を自ら割り出し、学習者の興味やニーズ、習熟度にあわせた表現をコーパスから引き出し実用表現と共に習得させることを目的としている。つまり、学習者が自分自身の弱点を克服するシステムとすることで、パッシブになりがちなe-Learningにおいて、学習者をアクティブにさせ、効果的な語彙学習を実践させることを目的として研究・開発を行っている。 本研究の役割分担としては、研究代表者はシステム開発関連を含め研究総括を行っており、英語コーパスに関しては竹蓋、後藤が中心となり、ドイツ語コーパスに関しては大前が中心となりデータ収集及び内容の精査を行った。また、収集したコーパスデータをもとに検索システムの開発に関わる部分は森が担当し、コーパス収集並びにコーパス検索システムの開発を効率的に行った。 研究3年目となる本年は、初年度に開発したコーパス収集システムを使い、英語、ドイツ語コーパスデータの収集を行い、2年目に開発したコーパス検索システムとコーパスを使った語彙学習システムを実践的に活用した。学習者が辞書で検索した語彙、その語彙が利用されている例文データの抽出が可能となっており、学習者自身のニーズにあわせた語彙学習、例文収集を行うことができ、研究分担者が担当する授業内で実際に活用し、効果を検証した。学習者は辞書検索と連携したコーパス検索システムを活用し、それぞれの覚えやすい例文を使い、自己弱点克服機能である空所補充テストにもチャレンジし、語彙習得を意欲的に行い、システムの有効性が確認できた。
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Research Products
(5 results)