2009 Fiscal Year Annual Research Report
自己調整学習を促進するメンタリング支援システムの開発と評価
Project/Area Number |
21300312
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
宮川 裕之 Aoyama Gakuin University, 社会情報学部, 教授 (10157597)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 浩 放送大学, ICT活用・遠隔教育センター, センター長・教授 (80332146)
松田 岳士 山形大学, 教育企画室, 講師 (90406835)
齋藤 裕 青山学院大学, ヒューマン・イノベーション研究センター, 助教 (10316888)
山田 政寛 金沢大学, 大学教育開発支援センター, 准教授 (10466831)
合田 美子 大手前大学, 現代社会学部, 准教授 (00433706)
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Keywords | 教育工学 / モデル化 / メンタリング / 自己調整学習 |
Research Abstract |
本研究の目的は、非同期分散型eラーニングにおける学習者モデルを構築し、それに応じた学習支援方法を提案するシステムを開発することによって、学習支援者の負荷軽減と学習者の自己調整に対する効果的な支援を実現することである。平成21年度の研究は、以下に述べる3つの分野で成果を残した。 第一に、学習者タイプ分類のための質問紙項目の作成である。これは、学習者モデル形成の基礎研究に該当し、83項目の質問紙を開発、因子分析によって15凶子を抽出した。成果はGoda et al.(2009)、合田ほか(2010)として発表された。また、6月から12月にかけて自己調整学習研究会を開催、本科研分担者および外部専門家によってSchunk and Zimmerman(2008)を輪読し、自己調整への効果的な介入方法に関する知見を得た。 第二に、学習者タイプ分類アルゴリズムの開発である。この研究は、直接学習行動記録を分析する手法によって学習者タイプを分類する手法を用いた。その結果、Yuyama et al.(2009)、松田・山田(2009)で発表したように、学習計画習慣の有無と学習者自身の可処分時間の量が学習行動を規定する要因となることが示唆された。 三番目に、自己調整学習を促進するメンタリング技法の体系化である。この研究では、学習支援の熟達を表す特徴への手掛かりをつかんだほか、学習者タイプに基づくテータベースを試作し、成果を齊藤・松田(2009)、松田ほか(2010)で発表した。 なお、平成21年度に取り組む予定であった研究のうち、各コースで求められる自己調整度の指標作成には着手したばかりであり、まとまった成果を導出するに至っていない。平成22年度には、この分野の研究も進め、学習者・学習支援者・eラーニングコースを自己調整学習の観点から整理し、効率的・効果的な学習支援方法を提案できるシステムの開発を進める。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Ingenious Attempts to Develop Self-Regulated Learning Strategies withe-Learning : Focusing on Time-Management Skill and Learning Habit2009
Author(s)
Goda, Y., Matsuda, T., Yamada, M., Saito, Y., Kato, H., Miyagawa, H
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Journal Title
Proceedings of World Conference on E-Learning in Corporate, Government, Healthcare, and Higher Education 2009 Vol.1
Pages: 1265-1274
Peer Reviewed
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