2010 Fiscal Year Annual Research Report
試験問題統計情報のデータベース化と自然言語処理技術を用いた統計的解析
Project/Area Number |
21300320
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Research Institution | The National Center for University Entrance Examinations |
Principal Investigator |
石岡 恒憲 独立行政法人大学入試センター, 大学入試センター・研究開発部, 准教授 (80311166)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大津 起夫 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 教授 (10203829)
橋本 貴充 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教 (20399489)
櫻井 裕仁 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 准教授 (00333625)
中済 光昭 駒澤大学, 経済学部, 准教授 (60306917)
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Keywords | 自然言語処理 / 情報システム / 統計数学 / 人工知能 |
Research Abstract |
試験問題の属性には ・素材文、あるいは選択肢の難読性に関するもの ・出題形式に関するもの(質問形式、選択肢数など) ・素材文のジャンル(現代文(評論・小説)/古文/漢文、会話文/説明文などの別) に関するものがあり、これらの属性による難易度予測と、試験情報データベースとのシームレスな統合を実現するために、システムの開発やデータベースの整備を図る。またこれらの属性は、人間が判断するものでなく、可能な限り、最新の自然言語処理技術を用いて自動的に取得する。今年度は以下を実施した。 1)自然言語処理技術を用いた情報検索、情報抽出、情報推薦の要素技術を確立ならびに洗練させるために、日本OR学会、人工知能学会等が主催するリコメンデーションコンテストに参加し、上位入賞を果たした。 2)昨年度作成した市販のセンター試験問題検索システムと試験問題情報データベースとの統合システムをネットワーク環境下で実行できるべくシステムを試作した。 3)センター試験問題のみならず、国公私立大学の試験問題についても検索できる環境を整備した。 4)XML化に向けた関連調査;格納データのXML化についても検討を加えた。 次ページ以降に記載の通り、数多くの研究成果を挙げた。
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