2010 Fiscal Year Annual Research Report
科学技術社会論と融合したクリティカルシンキングの研究および教育手法開発
Project/Area Number |
21300323
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊勢田 哲治 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80324367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
調 麻佐志 東京農工大学, 大学教育センター, 准教授 (00273061)
戸田山 和久 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)
村上 祐子 東北大学, 理学研究科, 准教授 (80435502)
青木 滋之 会津大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (50569069)
久保田 祐歌 立教大学, 大学教育開発支援センター, 学術調査員 (70527655)
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Keywords | クリティカルシンキング / 科学技術社会論 / 応用哲学 |
Research Abstract |
本年度は、まず4月に応用哲学会第二回大会(北海道大学)にてワークショップを開催し、哲学と心理学の知見をどのように融合させるかについて検討をすすめた。また、7月にはコンサルティングなどで利用される実務的なクリティカルシンキングについての研究会を開催し、アカデミックなクリティカルシンキングとの異同や協力の可能性について検討した。研究協力者としてフランスよりリスクの哲学や心理学を専門とするAdrien Barton氏を迎えたので、彼を中心としてリスクの認知やコミュニケーションにおける批判的思考について検討をすすめた。その成果は、8月に、Society for Social Studies of Scienceの東京大会でのワークショップという形で発表した。具体的な教育プログラムについては、九州大学、総合研究大学院大学、会津大学などで授業実践を行った。また、そうした実践を踏まえて、本年度後半は最終年度に執筆するクリティカルシンキングの教材の内容の検討、執筆の分担など、具体的な検討作業をすすめた。
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Research Products
(12 results)