2011 Fiscal Year Annual Research Report
気候変動が引き起こす原生動物の多様性減少モニタリングのための分類学的基盤の構築
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21310024
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
重中 義信 広島大学, 医歯薬学総合研究科, 名誉教授 (60033859)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島野 智之 宮城教育大学, 環境教育実践研究センター, 准教授 (70355337)
洲崎 敏伸 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (00187692)
月井 雄二 法政大学, 自然科学センター, 教授 (20163777)
楠岡 泰 滋賀県立琵琶湖博物館, 主任学芸員 (80359265)
石田 秀樹 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (70201316)
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Keywords | 生態系影響評価 / 生物多様性 / 気候変動 / 地球温暖化 / 原生生物 |
Research Abstract |
今年度も昨年度に引き続き、1)種名リストの作成、2)生息地リストの作成、3)文献リストの作成、により「日本原生動物インベントリー・データベース」を構築する作業を継続して実施した。 今年度の具体的な調査地点は、奈良県・京都府・福島県・宮城県・和歌山県・広島県・兵庫県・北海道・滋賀県・大阪府・などに存在する湖沼群を選定し、実施した。一方、東日本大震災においては、本研究班の班員のうち、5名が宮城県・茨城県において被災した。そのため、本研究を計画通り遂行するためには、被災地の班員が研究機材・消耗品などの物品を重点的に購入する必要性が生じた。このため、東北大学・宮城教育大学・石巻専修大学・茨城大学に属する5名の班員に重点的な研究費の配分を行い、本研究の目的を遂行するための支援を行った。これにより、毎年実施してきたなるべく多くの班員の参加による調査旅行は本年は実施の規模を縮小し、それぞれの班員が居住する地域近隣での調査を個別に実施した。今年度はそれらの結果をまとめて、ホームページ上で公開する準備も行い、すでに部分的な公開を開始した(http://sites.google.com/site/protistsurvey/)。このデータベースでは、日本の地図上から調査地点を選ぶことで、その場所に生息が確認できた原生動物の属・種名情報が表示される。また、生息場所・属種名により検索することも可能である。現在は、昨年度後半~今年度前半に調査を実施した全国15都道府県での約100か所の調査地点におけるデータが、調査地点の正確な位置情報とともに登録されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は上述のように東北大学・宮城教育大学・石巻専修大学・茨城大学に属する5名の班員が東日本大震災の罹災者となったため、研究基盤の再整備に多くの時間と研究費を費やした。しかし、班員全員の努力と協力により、幸い本研究全体の実施には大きな支障は生じなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は本研究課題の最終年度であるので、研究の総括を行い、本研究の今後の発展に繋げるための活動を行う予定である。具体的には、今年度立ち上げたホームページをさらに充実させ、本研究課題で実施した研究成果をすべて反映させたものとして公開する。また、本研究課題の成果を、平成24年9月に一般公開シンポジウムとして発表することも計画している。
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Research Products
(37 results)
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[Journal Article] Microbe-I : fungal biota analyses of the Japanese experimental module KIBO of the International Space Station before launch and after being in orbit for about460 days2011
Author(s)
Satoh, K, Nishiyama, Y, Yamazaki, T., Sugita, T., Tsukii, Y., Takatori, K., Benno, Y., Makimura, K.
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Journal Title
Microbiol.Immunol.55
Volume: 55
Pages: 823-829
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Molecular phylogeny and evolution of Parabasalia with improved taxon sampling and new protein markers of actin and elongation factor-12011
Author(s)
Noda, S., Mantini, C., Meloni, D., Inoue, J.-L., Kitade, O,, Viscogliosi, E., Ohkuma, M.
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Journal Title
PLoS ONE
Volume: 7
Pages: e29938
DOI
Peer Reviewed
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