2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21310140
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
上杉 志成 京都大学, 物質-細胞統合システム拠点, 教授 (10402926)
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Keywords | ケミカルバイオロジー |
Research Abstract |
本提案の目的は、二つの独特な小分子化合物(申請者らが発見・合成した合成化合物クロメセプチンと日本独自の海洋天然物オーリライド)を利用して、新しい細胞内シグナルを明らかにすることである。 ・ 目的1「クロメセプチン経路の解明」 昨年度までの研究によって、クロメセプチン経路の最上流(MFP2)と最下流(STAT6)をつなぐ主要なタンパク質としてACC1タンパク質を同定した。クロメセプチンとMFP2が結合すると、その複合体はACC1に結合し、ACC1の活性が失われる。それによって、マロニルCoAの濃度が下がることによって、脂肪合成が抑制され、STAT6が活性化されると考えられる。これまでの結果をまとめた論文は投稿中。 ・ 目的2「オーリライドによる細胞死の解明」 昨年度までの研究によって、オーリライドによる細胞死がプロヒビチンとOpa1タンパク質の働きによることを確定した。オーリライドはプロヒビチンに結合してOpa1のプロセシングを活性化する。今年度は、Opa1がプロセシングされることでミトコンドリアの膜構造が変化しチトクロームCの放出によって細胞死が誘導されることを示した。これらの結果をまとめた論文をChemistry & Biology誌に発表した。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Marine Natural Product Aurilide Activates the OPA1-Mediated Apoptosis by Binding to Prohibitin.2011
Author(s)
Sato, S., Murata, A., Orihara, T., Shirakawa, T., Suenaga, K., Kigoshi, H., Uesugi, M.
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Journal Title
Chemistry & Biology
Volume: 18(1)
Pages: 131-139
Peer Reviewed
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[Journal Article] Deactivation of STAT6 through Serine 707 Phosphorylation by JNK.2011
Author(s)
Shirakara, T., Kawazoe, Y., Tsujikawa, T., Jung, D., Sato, S., Uesugi, M.
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Journal Title
Journal of Chemical Biology
Volume: 286(5)
Pages: 4003-4010
Peer Reviewed
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