2010 Fiscal Year Annual Research Report
米軍の性売買政策と性暴力-その歴史ならびに現状の実証的研究
Project/Area Number |
21310170
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
林 博史 関東学院大学, 経済学部, 教授 (80180975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤目 ゆき 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 准教授 (60222410)
秋林 こずえ 立命館大学, 国際関係学部, 准教授 (90377010)
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Keywords | 米軍 / 性暴力 / 性売買 / ジェンダー / 軍隊 |
Research Abstract |
2年目である本年度においては、資料ならびに現地調査を中心に研究活動をおこなった。現地調査を兼ねて研究会をおこない、韓国の研究者の報告を受け、また日本の米軍基地がもたらす諸問題について岩国で調査をおこなった。 また、アメリカ国立公文書館ならびに議会図書館、ニューヨーク市立図書館や、アメリカの女性平和NGOその他において日本や韓国などの米軍関係資料、議会報告、雑誌記事などを収集した。プエルトリコの米軍基地に関わる調査もおこない、跡地利用や基地問題についての教育プログラムなどについても調査をおこなった。日本国内では、沖縄、岩国、富士吉田などの米軍基地関係の資料収集、国立公文書館での資料収集などをおこなった。 米国立公文書館では、前年度に引き続き、関連する軍資料を多数撮影して持ち帰ることができた。特に1950年代の沖縄や日本本土における資料を含めて、世界各地の米軍基地に関わる資料を入手できた。イギリスにおいても国立公文書館において、英植民地に展開された米軍基地に関する資料を収集することができ、米軍基地が抱える問題を多角的に考えることのできる資料を得ることができた。日本国内の米軍基地を抱えている地域で新聞資料や行政文書なども引き続き収集した。韓国については、関連する研究者と情報交換を進め、またこの問題に関わるNGOとの連絡を取り、今後の情報提供の協力を得ることができることになった。このように今後の研究交流と調査の目処をつけることができた。 次年度においては引き続き資料調査をおこないながら、収集資料の分析、韓国の研究者との研究交流と韓国の現地調査もおこないたい。
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Research Products
(11 results)