2011 Fiscal Year Annual Research Report
生態学的なコミュニケーション論と社会的アフォーダンスに関する実証哲学的研究
Project/Area Number |
21320010
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
河野 哲也 立教大学, 文学部, 教授 (60384715)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石黒 広昭 立教大学, 文学部, 教授 (00232281)
岡田 美智雄 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (50374096)
染谷 昌義 高千穂大学, 人間科学部, 准教授 (60422367)
三嶋 博之 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (90288051)
森 直久 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (30305883)
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Keywords | 生態心理学 / アフォーダンス / コミュニケーション / 知覚 / 生態人類学 / 文化 / 環境 / ロボット |
Research Abstract |
本研究はJ.J.ギブソンに始まる生態学的心理学の観点を、コミュニケーション、社会的関係性、社会・文化的環境といった分野へと応用し、生態学的なコミュニケーション論と社会論を確立するための概念的・方法論的基盤を創造することを目的とする。本研究の最終年度である本年平成23年度は、これまでの研究会やシンポジウム、学会発表を通じて共有してきた知見をもとにして、以下のような個人研究発表・共同研究発表を行い、3年間の研究の総括を行った。 1.共同シンポジウムの開催:「身体運動、ユニバーサル・デザイン、アフォーダンス」(12月11日、参加者50名) 2.関係学会での研究発表: ・第14回国際理論心理学会(6月27日~7月1日、テッサロニキ大学、ギリシャ)での個人発表・共同発表・第16回知覚と行為に関する国際会議(7月6日~10日、オーロ・プレット、ブラジル)での個人発表とボスター発表 ・日本心理学会第75回大会(9月15~17日、日本大学文理学部)、ワークショップ「言語の個体発生過程の記述と分析」(参加者50名)、ワークショップ「言葉は環境とともにある」(参加者80名) ・応用哲学会臨時研究会(9月23~25日、京都大学)ワークショップ「拡張した心と人工物の存在論」 3.国際招聘講師を招いた自主企画講演会の開催: ・オーギュスタン・ベルク氏招聘講演会「自然という文化」(6月24日、参加者100名) 分担者個々人は、以下の業績表のように関連する研究成果を発表した。さらに、継続的な研究への方向付けとアンソロジーのシリーズ出版に向けての具体的な作業を行うことができ、当初に予定していた研究計画を十二分に達成することができた。
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Research Products
(42 results)