2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21320029
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
圀府寺 司 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50205340)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西 成彦 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (40172621)
井口 壽乃 埼玉大学, 教養学部, 教授 (00305814)
伊東 信宏 大阪大学, 文学研究科, 教授 (20221773)
池田 裕子 独立行政法人国立美術館京都国立美術館, 学芸部, 学芸員 (50270492)
三谷 研爾 大阪大学, 文学研究科, 教授 (80200046)
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Keywords | 美術史 / ユダヤ / イディッシュ |
Research Abstract |
1.イディッシュ語/文化研究会、ヘブライ語/文化研究会を毎週開催し、言語ならびに文化全般についての基礎的知識・情報の習得、共有につとめた。イディッシュ研究会は赤尾光春が中心となって進め、ヘブライ研究会は小久保乾門氏を招聘して行った。 2.研究の基礎文献、関連文献や資料収集。本年度は昨年度に引き続きシャガール関連の古文献、ならびにイディッシュ語、ヘブライ語関連文献を中心に収集した。それらは本年度、来年度に刊行する予定の著書の執筆準備に必要なものである。 3.国内外から講師を招聘し、ユダヤ演劇、クレズマー音楽、イディッシュ・ダンスなどについての研究会を実施した。黒田晴之の著書『クレズマーの文化史』についての討論も合わせて行った。 4.研究代表者、圀府寺のシャガールに関する書籍『ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか。ふたつの世界間を生き延びたイディッシュ文化の末裔』を刊行した。また、次の著書である『近代美術とユダヤ』(仮題)の執筆準備を進め、それに関する文献(Maurycy Gottlieb関連文献など)の収集も開始している。 その他、図書、論文、学会発表の主なものについては以下「11.研究発表」に記す。 5.本研究とも繋がりの深い「GCOEコンフリクトの人文学」が最終年度にあたり、その報告書としての叢書『コンフリクトの人文学』(全4巻)に本研究の成果と呼べるものを何点か掲載した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定された成果は若干の遅れはあるもののほぼ着実に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も基本的に従来の方向性、ペースで各自の研究を遂行する。最終年度によりまとまった形での成果を出すための準備期間である。
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Research Products
(7 results)