2012 Fiscal Year Annual Research Report
20世紀における多様なマイノリティ状況の解明と共生言説の検討
Project/Area Number |
21320069
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
田所 光男 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (40179734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳沢 民雄 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (80220185)
藤井 たぎる 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (00165333)
水戸 博之 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (80262921)
長畑 明利 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (90208041)
布施 哲 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 准教授 (60345840)
鶴巻 泉子 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 准教授 (70345841)
柴田 哲雄 愛知学院大学, 教養部, 准教授 (90350933)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | マイノリティ / 比較文学 |
Research Abstract |
全体社会の中で特別な差異のために多かれ少なかれ二級構成員とみなされている少数者の状況を〈マイノリティ状況〉と捉え、20世紀以降の世界の多様な分野におけるマイノリティ状況を解明しつつ、その状況を明示的にあるいは暗黙のうちに規定する多様な共生言説の問題性を検討した。今年度の活動の重点は以下の通りである。 1.今年度は、本研究課題の最終年度にあたり、申請以来ずっと研究協力を続けてきた、アンヌ・ラリュ教授(フランス、パリ13大学)、マルク・コベール准教授(フランス、パリ13大学)、ハスエリドン准教授(中国、内モンゴル大学)、ウォン・ガンリン上級講師(マレーシア、マラヤ大学)を招聘して、国際シンポジウム『マイノリティ状況と共生言説III』を開催した(名古屋大学、2013年3月11-12日)。田所光男(研究代表者)と柴田哲雄(研究分担者)、及び、研究協力者である張雅てい、イザベル・ビロドー、加野泉(以上、名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程学生)、高峡(日本学術振興会特別研究員)も研究発表を行い、民族的マイノリティと社会的マイノリティの交錯する領域で、共生論の議論を深めた。 2.『比較マイノリティ学』第4号の発行:国際シンポジウム『マイノリティ状況と共生言説III』の発表者の研究論文(ただし、アンヌ・ラリュ教授の論文は、研究分担者鶴巻泉子が、マルク・コベール准教授の論文は、田所光男が翻訳)のほか、藤井たぎると布施哲(以上、研究分担者)、磯部美里と竹内愛(以上、研究協力者)の論文を加えて、集成したものである(2013年3月)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)