2012 Fiscal Year Annual Research Report
テンス・アスペクト・モダリティの相関について-日本語と韓国語を中心に-
Project/Area Number |
21320082
|
Research Institution | Tenri University |
Principal Investigator |
金 善美 天理大学, 国際学部, 准教授 (20411069)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田窪 行則 京都大学, 文学研究科, 教授 (10154957)
千田 俊太郎 熊本大学, 文学部, 准教授 (90464213)
高 榮珍 同志社大学, 付置研究所, 教授 (90329954)
鄭 聖汝 大阪大学, 文学研究科, 講師 (60362638)
|
Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 意味論 / フィールドワーク / 韓国語 / 日本語 / 韓国語済州島方言 / 琉球語宮古島方言 |
Research Abstract |
本研究は日韓両言語の対照研究を通じてテンス・アスペクト・モダリティ形式(以下TAM形式)の相関を明らかにしようとするものである。両言語の標準語のTAM形式に加え、琉球語宮古島方言(池間島方言)、韓国語済州島方言などの現地フィールド調査を通じて、両言語と系統を同じくしながら標準語と非常に離れた言語を比較することで分析の精度を上げ、談話管理理論(動的意味論)、類型論という理論的枠組みでTAM形式の相関を説明する試みである。平成24年度は9月に済州島で、12月には宮古島で現地調査を行い自然談話を収集した。琉球語宮古島方言データはELANを使い作業を行った(田窪)。済州島方言データはELANを使い書き起こし(金)、ネイティブチェックをし(コ)、当該用例へのタグ付け作業(千田)を定期的に行った。また国際シンポジウム等で研究成果を報告した。11月に韓国・日本・アメリカの専門家を招き「日韓方言対照と言語記述に関する国際シンポジウム2012 -韓国済州方言記述とテンス・アスペクト・モダリティを中心に-」と題する国際シンポジウムを開催した。二日間に渡り12組(14名)による研究成果の発表及び意見交換を行った。発表者は姜榮峯(済州大学)、鄭承喆(ソウル大学)、文スギョン(ソウル大学)、文舜德(済州発展研究院)、鄭聖汝(大阪大学)、康チョンヒ(韓南大学)、田窪行則(京都大学)、Lee Hyosang(Indiana University)、千田俊太郎(熊本大学)・高榮珍(同志社大学)・金善美(天理大学)、青柳宏(南山大学)、Nam Sung-Ho(ソウル大学)、かりまたしげひさ(琉球大学)である。また田窪が2012年6月に韓国、2013年1月にアメリカで招待講演を行い、金が2013年3月にポーランドで研究成果を報告した。平成24年度の予定されていた実施計画通りに研究が遂行されたと評価できる。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(14 results)