2009 Fiscal Year Annual Research Report
日本語学習者の視点にたった文章の難易度判定システムの開発と実証研究
Project/Area Number |
21320095
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
川村 よし子 Tokyo International University, 言語コミュニケーション学部, 教授 (40214704)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 ジョイス 東京国際大学, 経済学部, 准教授 (90275800)
北村 達也 甲南大学, 理工学部, 准教授 (60293594)
三輪 譲二 岩手大学, 工学部, 准教授 (60125664)
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Keywords | 日本語教育 / 読解支援 / 難易度判定 / 教材作成 / 自律学習 / インターネット / 単語出現頻度 / 単語親密度 |
Research Abstract |
本研究は、世界各国の日本語学習者に、よりよい読解支援環境をWeb上で無償提供するために、文章の難易度の主要な決定要因である単語の難易度と構文の複雑さに着目し、「学習者の視点にたった文章の難易度判定システム」を開発することを目指している。そのため、本研究では、単語と構文の双方に着目した文章の難易度判定システムを開発するとともに、辞書ツールにデータ・マイニングシステムを組み入れ日本語学習者の辞書利用の実態調査を行う。さらに世界各国の母語の異なる学習者を対象にした難易度判定実験によって、システムの判定精度を検証する。研究成果は、Web上の読解学習支援ツールとして世界の日本語学習者・教育関係者に公開していく。 研究初年度である平成21年度においては、研究の重点を単語の難易度の決定のための複数の単語難易度判定ツールの開発と、文章の難易度判定のための基礎調査におき、以下の研究を行った。 a. 現行の単語難易度判定ツール「語彙チェッカー」の改良 b. 単語出現頻度および単語親密度情報をもとにした単語難易度判定ツールの開発 c. 文書逆頻度を用いた単語難易度判定ツールの開発 d. 各ツールの比較運用実験 e. データ・マイニングシステムの基本構想の策定 f. 文章の難易度判定のための基礎調査 一連の研究の成果に関しては、学会、セミナー、論文、書籍等で発表するとともに、開発した各ツールはインターネット上で利用可能なツールとして公開している。
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Research Products
(14 results)