2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21320119
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大津 透 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70194199)
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Keywords | 日本史 / 古代史 / 律令法 / 唐令 |
Research Abstract |
本研究は、北宋天聖令の発見を受けて、現在律令制研究の第一線にいる研究者を統合して、近年の律令制研究の成果を吸収しながら天聖令の校訂した釈文を作成し、日唐宋令の比較研究と唐令の復原研究を進め、仁井田陞『唐令拾遺』や池田温『唐令拾遺補』の改訂版を作成し出版することを目的とする。 2006年に中国社会科学院歴史研究所の整理により刊行された『天一閣蔵明鈔本天聖令校証』は750頁におよぶ大著であり、その唐令復原案や論証の検討と、『新唐令拾遺』の原稿作成のための討議を研究代表者と連携協力者・研究協力者の10名で分担し、全員参加の形で東京・伊豆・箱根などで計4回の研究会を開いた。また研究代表者が編者となり東方学会のACTA ASITICAの律令制研究の特集号を編んだ。 中国社会科学院歴史研究所のメンバーとの交流を継続しており、黄正建氏には伊豆での研究会に参加してもらったほか、5月の国際東方学者会議には報告していただき「日中文化交流史の諸問題」と題するシンポジウムも開催し学術交流を深めた。 9月には、南京と揚州を中心に南朝から唐代、五代、北宋にいたる史跡の精力的調査を行い、唐代律令制とその淵源についての理解を深めた。 (連携協力者:坂上康俊・古瀬奈津子・榎本淳一・丸山裕美子・辻正博・大隅清陽、研究協力者:吉永匡史・武井紀子・大高広和)
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Research Products
(11 results)