2012 Fiscal Year Annual Research Report
文書史料による近代中央アジアのイスラーム社会史研究
Project/Area Number |
21320134
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
堀川 徹 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (60108967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯貝 健一 追手門学院大学, 国際教養学部, 准教授 (40351259)
矢島 洋一 京都外国語大学, 外国語学部, 非常勤講師 (60410990)
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Project Period (FY) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 中央アジア / イスラーム社会 / ロシア帝国 / 文書史料 / ウズベキスタン / 近代史 / 司法制度 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
当該年度の研究に関しては、当初、前年度と同様に行政制度の解明を目指すA班と、法制度研究を担当するB班とに別れて活動し、秋に合同会議を開催して研究成果の取りまとめをする予定であった。しかしながら、A班がテーマとして設定したパーレン報告書の訳注作業は、主力であったメンバー複数が、海外研究機関へ移籍する等、諸般の事情で参加困難な状況となったため、予定通り作業を継続出来ない状況に陥ってしまった。そこで、A班のテーマに関しては、来年度以降、研究分担者の矢島を代表者とする別の研究プロジェクトを立ち上げ、そこで継続的に研究を進めることとし、本プロジェクトでは、B班の研究成果の取りまとめに総力を結集することとした。 研究活動としては、以前から継続して実施している「中央アジアの法制度研究会」を2回(通算第11回:2012年6月23日 、第12回:12月15~16日)開催した。今年度は、プロジェクトに参加したメンバーが,司法制度を共通のテーマとして、4年間実施してきた研究の成果を発表し議論を展開するとともに、研究成果の出版について打合せを行った。また、11月18日には、国際ワークショップ「中央ユーラシアにおける古文書の保存と研究」を、ウズベキスタンおよびロシアから専門の研究者を招いて京都で開催したほか、若手研究者の育成を目的とした「第11回中央アジア古文書研究セミナー」を、2013年3月21~22日に、研究分担者の磯貝・矢島を講師として実施した。 以上のような活動の結果、中央アジア社会を律していたイスラーム法は、通説どおりロシアの統治下でも基本的に継続して施行されていたが、ロシアが持ち込んだ諸制度によって運用面で明らかな変化が生じていたことが、現地で発行された各種文書の分析によって具体的に明らかになった。とくに、再審制度の具体像が明らかになったことは大きな収穫であった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] 上奏書2013
Author(s)
矢島洋一
Organizer
第11回中央アジア古文書研究セミナー
Place of Presentation
京都外国語大学
Year and Date
20130321-20130322
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