2011 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀の多極化・多文明世界における国際法秩序へのアジアの貢献
Project/Area Number |
21330010
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
大沼 保昭 明治大学, 法学部, 教授 (50009825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 民徒 金城学院大学, 国際情報学部, 准教授 (10401019)
伊藤 一頼 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (00405143)
川副 令 日本大学, 国際関係学部, 助教 (40292809)
豊田 哲也 国際教養大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40436506)
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Keywords | 国際法 / 国際関係 / アジア / 文明 / 規範 |
Research Abstract |
本共同研究は、多極化・多文明化へと向かう21世紀の国際社会の現実に即した国際法秩序のあり方を模索し、国際法学・国際関係論・外交史等に精通した研究者・実務家による学際的な討議を通じてその理論的基礎の構築に寄与しようとするものである。特に、歴史的に豊かな文明をもちながら、現行国際法秩序の形成に積極的に参加しえなかったアジアの存在に着目し、多極・多文明時代の国際法秩序におけるアジアの意義と役割を明らかにすることが本共同研究の主要な目的である。 2011年度は、21世紀の国際法におけるアジアの意義と役割についての体系的な知的基盤の構築に努めた。年末には、アジアの法史的伝統や国際法受容史をテーマとして、李根寛(ソウル国立大学)、朴培根(釜山大学校)、季衛東(上海交通大学)、辛崇陽(中国政法大学)を招聘した研究会を開催した。同日程で国内メンバーによる集中的な研究会も行い、研究成果の最終的なとりまとめを行った。 2012年度は、研究代表者大沼は、米ジョージタウン大学に客員教授として4ヶ月滞在し、英文国際法教科書(Cambridge University Pressから刊行予定)の執筆を進めるとともに、米国国際法学者との研究交流に努めた。また、設立と運営に尽力してきたアジア国際法学会についても、シドニーで豪州・NZ国際法学会と共催で研究大会を開催し、また同日本協会も6月・11月に研究大会を開催するなど、順調に発展させていくことができた。さらに、科研終了後も本共同研究を継続・発展させていくための基盤として、比較地域体系研究会(代表者大沼保昭)を立ち上げた。同研究会はこれまでに計4回研究会を行っており、今後も継続していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)