2009 Fiscal Year Annual Research Report
ネオリベラズムとグローバル・ガヴァナンスの変容に関する総合的研究
Project/Area Number |
21330040
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
土佐 弘之 Kobe University, 国際協力研究科, 教授 (70180148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
アレキサンダー ロニー 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (40221006)
中山 智香子 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10274680)
柄谷 利恵子 関西大学, 政策創造学部, 教授 (70325546)
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Keywords | 新自由主義 / ガヴァナンス / フーコー / 統治性 / 危機 |
Research Abstract |
本研究は、ネオリベラリズムとグローバル・ガヴァナンスの変容動態について、理論および事例研究を通して分析することを目指す。2009年度は、初年度でもあり、研究分担者と知見提供者の発表と討論を通して、問題意識の共有化と、それにもとづく各研究分担者・協力者の研究課題の設定、資料収集に力点を起いた。3回の研究会を開催した、研究活動および研究の進捗状況は以下の通り下である。(1)第一回研究会(09年4月14日、神戸大学)。Anna Agathangelouヨーク大学準教授、Siba Grovoguiジョンホプキンス大学教授などによる報告と討論。(2)第二回研究会(09年6月26-27日、関西学院大学および神戸大学)。David Chandlerウェストミンスター大学教授、Julien Reidキングス・カレッジ講師などによる報告と討論。(3)第三回研究会(09年12月11日、神戸大学)。辻村英之・京都大学農学研究科・教授および山下範之・立命館大学国際関係学部・准教授による報告と討論。くわえて、連携研究者の前田幸男・国際基督教大学・助教らが、2010年2月に行われたInternational Studies Associationの研究大会で、研究報告を行ったほか、土佐弘之も、Neoliberal Governmentality and the Politcs of the Governed,"(慶應義塾大学GCOEプログラム国際シンポジウム、慶應義塾大学、2009年11月23-24日)、また「金融拡大局面の終焉(覇権移行)期における統治性の再編と規制緩和/強化の政治 グローバル・ジャスティス運動を中心に」(日本政治学会2009年度研究大会、日本大学、2009年10月10日)といった報告を行った。また、途中成果として、前田幸男他編『世界政治を思想する』国際書院を公刊したほか、土佐弘之は、International Studies Assocaionの国際学術誌International Political Sociologyに論文"Anarchical Governance"を発表した。
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Research Products
(3 results)