2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
21330049
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
杉山 高一 創価大学, 比較文化研究所, 客員教授 (70090371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌倉 稔成 中央大学, 理工学部, 教授 (40150031)
藤越 康祝 広島大学, 名誉教授 (40033849)
山本 拓 日本大学, 経済学部, 教授 (50104716)
国友 直人 東京大学, 経済学研究科, 教授 (10153313)
村上 秀俊 防衛大学校, 専任講師 (60453677)
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Keywords | 計量経済手法 / 尤度比統計量 / 高次元多変量解析 / 高次元モデリング / 共分散構造分析 / シミュレーション / パネル構造方程式 |
Research Abstract |
本研究では次の5つの課題を発展させることを目標にしている:1.高次元伝統的多変量手法の開発,2.高次元現代多変量手法の開発,3.高次元モデリング手法の開発,4.シミュレーションによる研究と応用,5.高次元計量経済手法の開発.課題1に関しては,遺伝子型データ等の高次元データの多変量解析、ある高次元多変量モデルにおける尤度比統計量の漸近分布の導出等で成果を上げた。課題2に関しては,高次元漸近的枠組のもとで判別分析、質的データの判別分析、主成分正準相関係数の変数選択問題で、有用な変数選択基準等を求めた。また、遺伝子型データの特性とその高次元多変量解析を研究し、高次元主成分分析における固有値・固有ベクトルの推定法を提案した。課題3に関しては、高次元データ解析に関する検定統計量の漸近分布に対する共分散構造分析、あるガウスモデルの下での関数クラスター分析等で成果を得ている。課題4に関しては、欠測値のある場合にどのような対応をとるのが適切か調べて、欠測値の処理の方法論の優劣をシミュレーションによって研究した。ロジスティック回帰モデルにおける回帰係数の推測問題で新しい提案を行った。また、動画像に基づく移動オブジェクトの大きさに関する統計的レジストレーション等の研究を行い成果を得た。課題5に関しては,国全体のマクロ経済などを説明する場合に用いられる動的パネル構造方程式の推定問題について統計的性質を明らかにし、動学的パネルデータ分析について多くの知見を得た。
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Research Products
(49 results)